ミラーレス車の製造が解禁! 本当に安全性の問題はないのか!?

ミラーレス車

6月17日、国土交通省が、その翌日の18日にミラーレス車の製造を解禁すると発表した。

これに伴い、道路運送車両法の保安基準が改正されるとのことだが、本当に安全性に問題はないのだろうか。

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ミラーレス車とは

ミラーレス車とは、その名の通り、ドアミラーを持たない自動車のことである。

車外カメラを搭載し、その映像を車内に設けられたモニターで確認することで、ドアミラーの替わりとしようと言う試みだ。

カメラとモニターを使用することで現在よりも広い視野を得ることが可能で、安全性の向上が期待できると言う意見があるらしい。

メリット

ミラーレス車のメリットとして、先述の通り、ドアミラーよりもより広い後方の視野を確保することができることが主張されている。

現在のドアミラーの周辺に後方を移すためのカメラが設置され、その映像を車内のモニターで確認するらしいが、確かに鮮明な映像が映し出されるようだ。

また、夜間など周囲が暗い状況でも明瞭な映像が提供されるらしく、この点は現在のドアミラーよりも明らかに優れていると言えるだろう。

さらには、ドアミラーが受ける”空気抵抗”がなくなことにより、燃費の向上も期待できるとされている。

ミラーレス車のメリット
  • ドアミラーよりも広い視野が確保される
  • 夜間でも明るい映像が提供される
  • 燃費が向上する

デメリット

ミラーレス車はそのデメリットも指摘されており、我々一般ドライバーの間でもそれを不安視する声が少なくない。

最も大きなものは、”物体が動くスピードにカメラが付いていけない”ことである。

ミラーとは異なり、カメラを介してモニターに映し出される映像には、どうしても時間差が生じてしまうのだ。

例えば、車の周囲を人が歩いている場合などに、その様子がコマ送りのように映し出されてしまい、正確な情報を得ることができないことが懸念される。

もちろん、カメラの技術の発展により解決される可能性があることは事実だが・・・。

いずれにせよ、少なくとも現時点では、その安全性が間違いなく問題ないものであると断言することは決してできないと思う。

また、燃費の向上を疑問視する意見もある。

と言うのも、空気抵抗が減ることまではよいのだが、カメラとモニターによる消費電力が大きくなり、結果として燃料を余計に消費してしまう恐れがあるのだ。

ミラーレス車のデメリット
  • 映像に時間差が生じる
  • 消費電力が増える(結果燃費が悪化)
  • 教習所での指導に問題が生じる可能性がある

教習所の対応

個人的な推測の域にとどまるのかもしれないが、ミラーレス車が登場することで、教習所がその指導の仕方に変更を迫られるのではないかと思う。

ドアミラーがなくなるのであれば、モニターを確認しながら後方を確認する方法が指導されなければならなくなるはずだ。

走行中の後方確認や車庫入れ、縦列駐車などほぼ全てがドアミラーを見ながら行われてきたわけだから、これが全く異なる方法に変わるとなればその影響が少ないわけがない。

これについて国がどのように考えているのかを現時点では知ることができないが、教える側、運転する側両方にとって非常に大きなことだと思う。

生産の可能性

ミラーレス車の製造が可能となったとは言え、各メーカーが生産に乗り出すかどうかは別問題であると言える。

現に、新たな車種でもマイナーチェンジモデルでもよいが、ミラーレス車が登場するという情報を聞いたことがある人はいないはずだ。

これについてはどのメーカーも慎重に構えていることが予想されるが、中途半端な技術・性能のまま市場に出すことは絶対に許されないし、メーカーがそのようなことをするわけがない。

最近の三菱自動車の燃費改ざん問題を見ていただければお分かりかと思うが、何か不都合が生じた場合、会社が受ける悪影響は計り知れないものがある。

これまでに築き上げてきたブランドイメージが一気に崩れ去ってしまうのだから慎重にならないはずがないのだ。

先述のカメラの精度の問題や教習所での指導のあり方など、あらゆる不安が完全に払拭されるまでは、ミラーレス車が市場に登場することはないのではないかと思う。

終わりに

大きな話題となっているミラーレス車だが、やはり、現時点ではその安全性に課題が残ることは事実だ。

個人的には、これまで通りドアミラーの活用を基本とし、あくまでも補助的なものとしてカメラやモニターを利用することが望ましいのではないかと思う。

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