9割の車が違反!? 横断歩道に人がいたら停止義務があります!

横断歩道

先日、毎日新聞で、横断歩道を渡ろうとする人がいるにも関わらず、9割の自動車が一時停止をしていないことが報じられた。

これは立派な交通違反なのだが、詳しく見ていきたいと思う。

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はじめに

はじめに、今回の報道の内容を確認しておきたい。

日本自動車連盟(JAF)の調査によれば、横断歩道を渡ろうとする人がいる状況で、9割の車が一時停止をしていないことが明らかになった。

調査は、2016年8月15~9月1日の間、全国94箇所で実施されたが、全ての都道府県で行われたことからも一定の信頼性があるものと思われる。

調査場所を通過した乗用車、自家用トラックの数は10,026台だが、そのうち人が横断しようとしている横断歩道の手前で停止したのは757台のみ。

全体に対する割合は7.6%であり、厳密には1割にも満たないのだ。

逆を言えば、9割以上の車が、横断歩道を渡ろうとする人がいる状況でも停止をしていないことになるが、これは立派な交通違反である。

詳細は、続きを読んで欲しい。

横断歩行者等妨害

今回のケース、つまりは、横断歩道を横断しようとする歩行者がいるにも関わらず車が停止しない行為は交通違反である。

反則名は横断歩行者等妨害違反だが、その根拠となるのは道路交通法第38条第1項だ。

(横断歩道等における歩行者等の優先)

車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合は、当該横断歩道等を通過する際に、当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この条において同じ。)で停止することができるような速度て進行しなければならない。この場合において、横断歩道等により進路の前方を横断し、又は横断しようとしている歩行者等があるときは、当該横断歩道の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければらなない。

                     道路交通法第38条第1項より

少々長めの条文だけに読むのが面倒だが、内容をご理解いただくのに不足はないと思う。

すでに横断歩道を渡っている人がいる場合はもちろんだが、これから渡ろうとしている人がいる場合にも停止義務義務があることがポイントだ。

歩道上で車が停止するのを待っている人がいる状況では、車が確実に停止し、歩行者を横断させなければならないのである。

横断歩道を通過する場合は、徐行し、横断しようとしている人の有無をしっかりと見極めるようにしよう。

罰則

横断歩行者等妨害違反の罰則は以下の通り。

反則行為 行政処分 刑事処分
点数 反則金(円) 罰則
大型車 普通車 2輪車 原付
横断歩行者等妨害 2 12,000 9,000 7,000 6,000 3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金

行政処分と刑事処分の違いや反則金と刑事罰の関係など、交通違反の処分の詳細については、以下のページを参照して欲しい。

※ 交通違反・交通事故の処分(刑事責任、行政責任、民事責任)について

※ 反則金と罰金の違いについて

終わりに

横断歩道の正しい通過方法をご理解いただけただろうか。

ほとんどのドライバーがルールを守っていない現状を改善するためにも、1人1人の心が掛けが大切なのだと思う。

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