自動車の燃費表示が変わる! 新たな方式のWLTPモードとは!?

燃費

2016年11月29日、報道各社より、2018年度から自動車の燃費表示が新しくなることが報じられた。

今回は早速、新方式の”WLTP”について投稿しようと思う。

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はじめに

今回、2018年度より自動車の燃費表示が新なものになることが報じられたが、メーカー公表燃費と実燃費とのズレがその背景にあるようだ。

従来の”JC08モード”ではメーカーが公表する燃費と実燃費との数値の乖離が激しく、公表値の半分の数値しか出ないことに不満を感じ、”燃費詐欺”と怒りを表明するユーザーがいたほど。

よって、この問題が新表示導入の決定的な理由になったと考えて間違いないと思う。

また、三菱自動車の燃費不正問題による消費者の燃費表示に対する不信を払拭する狙いもあるとも言われている。

WLTPモード

”WLTPモード”とは、”World harmonized Light vehicles Test Procedures”の略称であり、国際的に認められた計測方式のこと。

現状では、日本ではJC08モード、アメリカではLA4モードと言うように各地域ごとに異なる基準で燃費が計測されているが、これを世界基準で統一しようとする試みでもある。

このWLTPモードでは4つの走行フェースが用意されるが、詳細は下にある通り。

  1. ローフェーズ(60km/hまでの市街地)
  2. ミドルフェーズ(80km/hまでの一般道)
  3. ハイフェーズ(100km/hまでの都市高速)
  4. エクストラハイフェーズ(130km/hまでの高速道路)

ただし、道路交通法の規定上、我が国では少なくとも4のエクストラハイフェーズは除外されることになりそうだ。

実際の測定では、これらの条件を取り入れつつ15.01kmを1,477秒かけて走行するが、途中には停止時間も含まれる。

詳しくは、次の”JC08モードとの違い”を参照して欲しい。

JC08モードとの違い

WLTPモード実験下での走行距離の合計は15.01kmで、現行のJC08モードの8.17kmの約2倍である。

また、走行速度の平均も36.57km/hとJC08モードの24.41km/hを大きく上回り、所用時間もより長い。

JC08モード WLTP方式
平均走行速度(km/h) 24.41 36.57
走行距離(km) 8.17 15.01
所要時間(秒) 1,204 1,477
停止時間の比率(%) 29.7 15.4

走行距離が伸びるのだから停止時間の比率が減少するのも当然だが、これまで以上にエンジンに負荷がかかっている状態(走行時)の燃費性能が問われることになりそうだ。

予想される影響

各自動車メーカーともに、すでに具体的な対策に乗り出していると思われるが、走行時の燃費性能が今以上に大きく問われると考えて間違いないと思う。

よって、停止時のアイドリングストップ機能で燃費を稼いできた車ほど、苦戦することが予想される。

もちろん、アイドリングストップによる燃費節約効果が限定的であることは事実だが、一定の影響は受けるはずだ。

国土交通省の見解では、メーカー公表燃費と実燃費の数字の差が減少するが、メーカー公表値がより控えめに発表されることになるとも言われている。

自動車メーカーにとっては、頭が痛いところか・・・。

とは言え、個人的には、マツダのSKYACTIVEの様に走行時の燃費を重視したエンジンであれば、大きな影響を受けることはない様な気もする。

皆さんは、いかが思われるだろうか。

終わりに

2018年に導入さる新たな燃費測定モード、”WLTP”方式に対応するため、各メーカーともに様々な試みがなされているものと思われる。

いずれにせよ、現在のハイブリッド車にありがちな、実燃費がメーカー公表値の5割にとどまるようなことがなくなることを祈りたいと思う。

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