高速道路の逆走対策に国交省がカーナビシステムを新開発へ!

高速道路

最近、高速道路逆走による交通事故がしばしば報じられるが、一歩間違えば大惨事に発展する可能性を持つ危険なことである。

その対策として、国交省が新たなシステムの開発に乗り出したようなので、早速投稿したい。

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背景

国土交通省が新システムの開発に乗り出したことからも、高速道路逆走事故の深刻さを知ることができる。

多くの車が最高速度100km/hで走行する中を逆走するわけだから、その危険性の高さを理解できない人間はいないはずだ。

一旦事故に発展した場合には極めて深刻な事態を招く確率が高く、逆走発生防止対策の確立が迫られるのも当然と言える。

今回の試みの背景には、逆走とそれによる事故件数の増加があるものと思われるが、逆走発生件数の詳細については以下を読んで欲しい。

逆走事故の発生状況

国土交通省発表/高速道路逆走事故件数

上の表は、”平成27年11月27日付国土交通省発表報道資料”(http://www.mlit.go.jp/common/001111517.pdf)より引用

国土交通省の発表によれば、現在、全国の高速道路において2日に1回の割合で逆走が発生しており、年間40件の事故が発生していると言う。

逆走件数が年間200件近く発生しており、その20~25%が事故に発展している計算だが、事態が事態だけに、国土交通省が躍起になることにも頷ける。

新システム

今回、国土交通省が開発を進めていることが報じられたのは、カーナビを使って逆走を警告するシステムである。

2020年までに逆走事故をゼロにするとの目標のもと、自動車メーカーやカーナビメーカーと協力しながら開発を進める方針のようだ。

GPSによる優れた現在地特定能力を持つカーナビ技術を駆使すれば決して難しいことではないように思われるが、有効な逆走防止対策となり得ることを期待したい。

なお、このシステムは2020年までの実用化を目指すとのことである。

同時に、車載カメラで道路標識等を認知して逆走した場合に音声で警告するシステムの開発も目指すようだが、道路標識の読み込み事態はすでに実用化済み。

よって、こちらの方がより早い段階で有効な逆走防止対策になる可能性もあると思う。

課題

国土交通省発表/高速道路逆走運転者の年齢

上のグラフは、”平成27年11月27日付国土交通省発表報道資料”(http://www.mlit.go.jp/common/001111517.pdf)より引用

めでたくカーナビを使った新システムが開発されたとしても、解決されるべき課題は少なくないと思う。

と言うのも、ドライバーが運転する車に新システムが搭載されていなければ全く意味がないからだ。

新システムの開発と同時にそれが搭載された車を全運転手に配ると言うのであれば話は別だが、現実的に不可能な話である。

また、現在発生している高速道路逆走事件の多くが高齢ドライバーにより引き起こされていることにも注目しなければならない。

国土交通省の発表によれば、平成23年~平成27年9月までに発生した高速道路逆走件数の68%が65歳以上の高齢ドライバーによるものであると言う。

件数にすると996件中677件に達する計算だが、その中の約15%は認知症の疑いのある運転者による事故である。

認知症患者にはナビによる警告などほとんど役に立たないだろうから、彼らがハンドルを握ることそのものを予防しなければ、根本的な解決には至らないのではないだろうか。

終わりに

今回は、国土交通省が開発を決めたカーナビを使っての高速道路逆走対策について投稿したが、何よりも運転者が最新の注意を払って運転することが肝要である。

高速道路本線に合流するときは、進行方向を必ず確認するようにしよう。

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