軽油はポリタンクで保管可能!? 消防法を調べると意外な事実が!

ポリタンク

ガソリンを運搬、保管する場合に灯油用のポリタンクを使用することは厳禁だが、軽油ならば大丈夫と言う声も聞く。

そこで消防法を調べてみると意外なことがわかったので、早速投稿したい。

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はじめに

はじめに、ガソリンの運搬と保管の方法を確認しておきたい。

多くの方がご存知のことと思うが、ガソリンを運搬、保管するには消防法で定められた基準に適合する容器を用いる必要がある

基準に適合する容器とは、具体的に言えば、アルミニウム等の金属製であることが条件だが、灯油用ポリタンクの使用は厳禁

ガソリンの成分によりポリタンクが変形してガソリンが流出したり、気化したガソリンが漏れることで火災に発展する危険性もあるため、絶対に行ってはならないのだ。

軽油を入れる容器

軽油を入れることができる容器は、①金属製ドラム②金属製容器③プラスチック製容器の3つ。

意外にもプラスチック製の容器での運搬や保管が可能であるが、やはり消防法で定める基準を満たすものでなければならない

”軽油用ポリタンク”として製造販売されているものなら問題ないが、容量は30L以下と決められている。

言うまでもなく、灯油用のポリタンクを使用することは厳禁だ。

軽油用ポリタンク

ポリタンクを用いての軽油の運搬や保管が可能なことをご理解いただけたと思うが、その入手方法や価格も気になるところだ。

入手方法について特別なことは一切なく、ホームセンター等で購入することができる。

”軽油用ポリ缶”、”ポリ軽油缶”、”軽油缶(ポリ)”などの名称で販売されているが、色が緑で、容量は20Lのものが多い。

色については灯油用ポリタンクとの差別化を図っているものと思われるが、たしかに合理的な試みと言える。

気になる価格は、1,500~2,000円ほど。

保管方法

運搬する場合と同じく、軽油を保管する場合にも基準を満たす容器に入れる必要がある

軽油缶や軽油用ポリタンクを使用すれば問題ないが、灯油用のポリタンクに入れておくことは言うまでもなく厳禁だ。

なお、軽油用ポリタンクを使用する場合、保管できる量が30L以下であることを忘れないようにしよう。

さらに、ガソリン同様、指定数量の倍数による制約を受けることになるが、詳細は以下をお読みいただきたい。

指定数量

軽油も危険物であるから、保管する場合にはガソリン同様、”指定数量の倍数”によって様々な制約を受けることになる。

指定数量はその危険物の危険の度合いにより決定され、指定数量に対しどれくらいの量を保管するか(指定数量の倍数)により、保管方法に制約が加わる仕組みだ。

指定数量の倍数
指定数量の倍数=保管する量/指定数量

軽油の指定数量は1,000Lだが、指定数量の倍数がその1/5未満(保管する量が200L未満)であれば、特に制約はない。

指定数量の倍数が1/5以上~1未満(保管する量が200L以上1,000L未満)の場合は、火災予防条例の規制を受けるが、保管場所の壁や柱などが不燃材料であることが条件とされる。

さらに、指定数量の倍数が1以上(保管量が1,000L以上)の場合には、消防法の規制により、保管場所の柱や壁、床が耐火構造であることが義務付けられるが、詳細は下の表にある通り。

指定数量の倍数 保管する量 規制内容 根拠
1/5未満 200未満 特になし なし
1/5以上1未満 100L以上1,000L未満 保管場所の壁、柱、床、天井が不燃材質であること等 火災防止条例
1以上 1,000L以上 保管場所の壁、柱、床が耐火構造であること等 消防法

終わりに

軽油を運搬、保管する場合にポリタンクを使用することができるが、基準を満たすものでなければならないことをご理解いただけただろうか。

同じポリタンクでも灯油用ポリタンクを使うことは厳禁なので、十分に注意しよう。

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