ブラック企業もびっくり!労働基準法違反で逮捕される?

労働基準法と言う言葉を一度は聞いたことがあると思うが、その内容を詳しく知る人は少ないと言わざるを得ない。

ブラック企業が蔓延る現在だけに、その意味、効力を知ることは極めて需要であると思う。

そこで今回は、労働基準法について考えてみたい。

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労働基準法とは

労働基準法と言うのは、使用者(企業)と労働者(社員)との間に結ばれる労働条件の最低基準を定めた法律である。

使用者と労働者が労使契約を結ぶ際に、どう考えても労働者の立場が弱いということは否定できない事実だ。

例えば、労働者は会社をクビにされたら収入を得る方法がなくなる。それを恐れ、使用者の言うことを全て受け入れざるを得ない状況が生じることは必須である。

れを放置しておけば、理不尽な使用者によって、長時間の労働はじめ労働者の労働条件が悪化する蓋然性が高まることは言うまでもない

そこで、立場の弱い労働者が対等の立場で使用者と契約を結ぶことができるように、最低限度の労働条件を定めたのがこの労働基準法である。

以上のように、この労働基準法が労働者の保護を目的としていることを理解しておくことが重要である。

労働基準法に違反した場合

では、この労働基準法にはどのような効力があるのだろうか。例をあげてみる。

例えば、労働基準法第5条には以下のように記してある。

使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。

                        労働基準法第5条より

また、労働基準法に違反した場合の罰則を定めている同法第117条には以下のようにある。

第5条の規定に違反した者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。

                       労働基準法第117条より

つまり、労働基準法に違反すれば、上記のような罰則を受けることになるのだ。

仮に、ある会社が労働者を脅迫して休日出勤を強要としたとする。

それが明るみになり、その事実が認められれば、その会社の社長が逮捕送検される可能性も十分にあるということだ。

先ほど例に出した労働基準法5条以外にも罰則が定められている。

例えば、法定労働時間を守らなかった場合や労働者に休日を与えなかった場合などである。

特に、ブラック企業の社員で不当な労働を強制されている人は、会社側が法律違反を犯しているということをしっかり認識しなければならない。

さらに、その事実が明るみになれば会社側が労働基準法によって罰せられるということも押さえておく必要がある

これらの情報を持っていれば、理不尽な労働を強要してくるブラック企業を相手に戦うための大きな武器になるのである。

使用者以外も罰せられる

この労働基準法に違反した場合、罰せられるのは使用者(社長、経営者)のみではないことも重要なことである。

労働基準法第10条では以下のように定めてある。

この法律で使用者とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

                           労働基準法第10条

つまり、会社が労働基準法に違反した場合、社長のみならず、幹部や人事担当者も同時に逮捕・送検されることになる

個人のみならず、法人が罪に問われることも理解しておかなければならない。

ブラック企業で働く人たちは、一般の平社員であればまずは大丈夫だろうが、ある程度の責任あるポストにいる人たちは特に正しい自覚を持たなければならない。

会社が行っていることが法律に違反していないかどうかを判断できないまま、自らもその方針にしたがっていると、いざ会社の法律違反が明るみになった際に自身も逮捕や送検される可能性もあるのだ。

もちろん、重要な立場の人間ほど法律を厳守するように努めるべきであることは明らかであるし、労働者の労働条件を少しでもよくするために努力しなければならないことはいうまでもないことである。

終わりに

労働者にとって労働基準法は大変ありがたいものである。第一にこの法律が労働者の保護を目的に制定されていることを理解しなければならない。

ブラック企業を始め、不当な労働を強いてくる企業と対峙するには必要不可欠なものである。

実際に法律違反を犯している経営者が罰せられるためには、不当な労働が行われていることを立証することが必要でそれは容易なことではない。

しかしながら、この労働基準法の存在そのものやその効力を知らないために不当な労働を強いられている労働者が多くいることも事実である

まずは、労働者一人一人が自らの身を守るためにこの法律について正しい理解を持つことが何よりも重要であると言えるだろう。

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