”追い付かれた車両の義務違反”こんな交通違反もあったのか!

追い越し

先日投稿したように、猛烈なスピードで前の車を煽り、圧力をかける煽り運転は本当に危険であり、絶対にやってはならないことである。

一方、後ろから追いつかれた車にも守るべき義務があると言うことをご存知だろうか。

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はじめに

後ろからスピードを上げて追い越していく車を見るたびに、なぜそこまで速度を上げる必要があるのかと思う。

無理な追い越しをかける車のほとんどは、同時にスピード違反をしているし、”煽り運転”とみなされる行為をするドライバーもいる。

煽り運転というのは、前を走行する車の後ろにピタリと付き、”スピードを上げろ”と言わんばかりに圧力をかける行為である。

本当に迷惑だし、危険極まりない行為なのである。

こうしたことから、追い越される側は”被害者”的な側面が強いようにも思われるが、一方で、追い付かれた車両にも守らなければならないルールがあるのだ

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追い付かれた車両の義務

”道路交通法第27条”を見てみよう。

車両は、第22条第1項の規定に基づく政令で定める最高速度が高い車両に追い付かれたときは、その追いついた車両が当該車両の追い越しを終わるまで速度を増してはならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追い付かれ、かつ、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。

                       道路交通法第27条より

要約すると、後ろか来た車が追い越しをしようとしているときは、自分はスピードを上げてはならないと書かれている。

もっと簡単に言えば、追い越しの邪魔をしてはならないと言うことだ

仮に、追い越しをかけてきた車に対抗心を燃やし、追い越させまいと自身も速度を上げたりすれば、立派な交通違反になると言うことだ。

違反名は、”追い付かれた車両の義務違反”

”そのままではないか”と突っ込みたくなる名前ではあるが、交通違反に変わりはない。

この違反に問われた場合の処分は以下の通り。

違反行為 行政処分 刑事処分
点数 反則金 罰則
 大型車 普通車 2輪車 原付
追い付かれた車両の義務違反 1点 7,000円 6,000円 6,000円 5,000円 5万円以下の罰金

※ 反則金を納付することで刑事処分を免れることができる。詳細はは以下のページを参照して欲しい。

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バトルは危険

特に、追い越しをかけてくる車両は明らかなスピード違反を犯していることが多い。

頭にきて、自分もスピードを上げて対抗したくなる気持ちもわからないではないが、思い止まってほしい。

追い越させまいとスピードを上げたばかりに、相手が対向車線にはみ出したまま自分たちの車線に戻れなくなると大変危険なことは言うまでもない。

対向車が来れば大惨事である。

安全の確保という点ではもちろんのこと、追い越しをかける車と競い合って”バトル”のような形になってしまうと、自身も大きな過失を問われる可能性がある。

死傷者が出た場合は、双方が”危険運転致死傷罪”に問われる可能性すら否定できないのだ。

危険運転致死傷罪の量刑
  • 危険運転致死罪(相手が死亡):1年以上(20年以下)の有期懲役
  • 危険運転致傷罪(相手が負傷):15 年以下の懲役

後ろから追い越してくる車がいたら、速やかにスピードを落とし、やり過ごすのがベストな選択だ。

終わりに

追い付かれた車両にも義務があるとはいえ、安全運転を心がけ、速やかに進路を譲れば問題はないだろう。

ただし、追い越させまいとムキになることだけは絶対に避けねけらばならないのだ。

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