エコノミークラス症候群! その症状・治療・予防方法とは!?

機内

飛行機や車の室内で長時間座っていると”エコノミー症候群”になる恐れがあるらしいが、このエコノミー症候群とはそもそもどのような病気なのだろうか。

発症を防ぐことが何よりも大切なのだが、その予防法とは。

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はじめに

はじめに、エコノミークラス症候群と言う疾病の概要を確認しておくが、この病気は、脚や上腕の静脈に血栓が生じ、血管の閉塞や炎症が引き起こされるものである。

正式名称は、”静脈血栓塞栓症”だ。

近年、これがテレビ等で取り上げられたことにより、我々の関心も高まっていると言う背景がある。

原因

エコノミークラス症候群は、静脈を流れる血液の鬱滞(血液の流れが滞ること)により引きおこされるが、様々なことがその要因となり得る。

最も代表的なものが、長時間同じ姿勢で居続けることである

エコノミークラスの飛行機の座席ように、狭い場所で同じ姿勢をとり続けることが、血液の鬱滞を促進してしまう。

まさに、エコノミー症候群と言う病名の由来がここにあるのだ。

また、”水分不足”も血液の流れを悪化させる大きな要因となる。

湿度が低い環境で長時間水分補給をせずに、さらに同じ姿勢を取り続けることは、大変危険なのだ。

飛行機の機内のみならず、車の室内にとどまる場合にも注意が必要である。

実際に、2004年の新潟県中越地震では、車内で避難生活を行っていた人たちの中にこのエコノミークラス症候群を発症する人が相次いだことは記憶に新しい。

エコノミークラス症候群の原因
  • 長時間同じ姿勢でいること
  • 水分不足
  • 運動不足

症状

胸痛

血栓ができる場所によっては、痺れが起こったり皮膚の色が変化したりすることもあるが、何も変化が見られない場合もあるので、必ずこの症状が出ると言い切ることはできない。

重篤な場合は、”胸の痛み””呼吸困難”と言った症状が出る場合もある

これは、脚や腕の静脈でできた血栓が肺まで達してしまい、肺塞栓を起こすことによって引き起こされる。

その他にも、”冷や汗”や”血圧の低下”、”意識の消失”が起こるケースもあるようだ。

エコノミークラス症候群の症状
  • 手足のしびれ
  • 肌の色の変化
  • 呼吸困難
  • 意識の消失
  • 血圧の低下

治療

治療

エコノミークラス症候群の治療としては、血栓の増大の抑制と血栓の解消が目的とされる。

前者への対応としては”抗血液凝固剤”の投与が行われるが、出血しやすくなるなどの副作用のリスクがあることを理解しなければならない。

同時に、血栓を溶かすための薬品の投与も行われるが、こちらも副作用のリスクがあるので、使用には慎重な判断が求められるようだ。

さらには、”血管内カテーテル”を用いての治療が行われることがあるが、高度な技術や専門設備が必要とされるため、治療可能な施設が限られる。

予防法

水分補給

治療方法があるとはいえ、発症自体を予防することが何よりも重要だ。

手軽にできる予防法としては、”十分な水分の摂取”と脚を動かすなどの”運動”がある

飛行機に乗る際には、意識的に水を摂取するように心がけることが効果的だ。

脱水症状を防ぐことができると同時に、トイレに行きたくなるため、結果的に運動することにもなる。

車で移動する場合は、可能な限り小まめに休憩することが大切だ。

コンビニに立ち寄るのもいいが、ショッピングセンターやスーパーマーケットで休憩することがより望ましいと言える。

店舗が広く、たくさん歩くことになるので、十分な運動をすることができるからだ。

水分補給が大切とはいえ、逆に脱水症状を引き起こすことがあるコーヒーの多量摂取やアルコールは厳禁である。

また、ふくらはぎなどの”マッサージ”もかなり有効である。

終わりに

長距離の移動はじめ、狭い室内で同じ姿勢をとり続けることで、思いがけずエコノミークラス症候群を発症するリスクがあることを理解しなければならない。

一方、十分な水分補給を適度な運動を行うことでこれを予防することができるので、ぜひ実践して欲しい。

万が一、症状が出て体調に異変を感じたら、迷わずに近くの医療施設に駆け込むか救急車を呼ぶようにしよう。

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