信号機は交通の安全にとって欠かすことができない存在だが、本体の価格や設置費用を含めると相当な額になると聞く。
今回はその値段について調べてみたので、早速投稿したい。
信号機の価格
信号機の値段は、1台350~400万円が相場と言われている。
信号灯機(青・機・赤と光る部分)だけであればは10万円代で済むようだが、信号を制御する機器が約100万円とやたら高いのだ。
この信号制御機は信号機を支える柱に設置されており、信号の切り替わりのタイミングを制御するものだが、複雑な機能を持つものほど高額で中には200万円もするものがあるらしい。
これに支柱やケーブル類、さらには設置費用も加わることを考えれば、最低でも350万円という価格にも納得できてしまう。
なお、歩行者用信号が一緒に付いている、複数の矢印信号を持つなど複雑なシステムを有する信号機では、その値段が500万円を超える場合もある。
事故と賠償
交通事故を起こして他人の車に損害を与えた時と同様に、信号機を破壊してしまった場合にも損害を賠償しなければならない。
その場合、信号機の価格を300万円と見積もっても、破損した信号機の撤去作業や新たな信号の設置かかる費用が加算された場合には、賠償額が500万円に達する可能性がある。
もちろん被害の程度にもよるだろうが、交通事故で破損する確率が高いのは支柱であり、その支柱には制御装置があるだけに、10万や20万で済むことはないだろう。
対物賠償保険に加入していればそれを適用することが可能だが、最近では任意保険に加入しないドライバーも多いと聞く。
人ではなく物の損壊のみで済んだだけよいと考えることもできるが、普通に考えて驚くほどの出費であるはず。
道路を通行する以上事故を起こさない保証はどこにもないだけに、やはり任意保険にもしっかり加入しておきたいところだ。
その他標識等の値段
道路標識やガードレール等、その他の道路周辺器機の値段も調べてみた。
まずはガードレールだが、こちらは2mあたり約3万円らしいが、工事費を加えると7~8万円くらいになるらしい。
これを高いと思うかどうかは人それぞれだが、少なくとも信号機に比べれば安く済むようだ。
道路標識等の種類 | 賠償額 |
信号機 | 350~万円 |
道路標識 | 300万円~1,000万円 |
ガードレール(2m) | 約8万円 |
電柱 | 100万円~ |
一方、案内標識灯の道路標識についてはかなり高額である。
表示板の他、支柱代と設置費用も加算されるため、300~400万円程度の料金が発生してしまうとのこと。
さらに、電光掲示板の場合は1,000万円を超えるケースもあるとか・・・。
人が負傷することなく物損で済むだけ良いと言われればその通りだが、事故を起こせば大事に至ることを改めて思い知らされる。
終わりに
今回は、信号機はじめ、道路周辺機器の値段について書いてきた。
交通事故を起こせば、人のみならず、信号機はじめ道路標識やガードレールなどを損壊させてしまう恐れがあること忘れず、安全運転に努めよう。
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