その性能は!? ピレリ・アイスアシンメトリコ プラスをレビュー!

ピレリ・アイスアシンメトリコ プラス

先日、私のデミオのスタッドレスタイヤとして、ピレリのアイスアシンメトリコ プラスを購入した。

早速、実際に使用した感想を投稿する。

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ICE ASIMMETRICO PLUSとは

ICE ASIMMETRICO PLUS(アイスアシンメトリコ プラス)はPirelli(ピレリ)が製造販売するスタッドレスタイヤで、日本や中国をはじめとするアジアパシフィック地域向けに開発された製品である(2018年9月販売開始)。

2014年に登場したICE ASIMMETRICO(アイスアシンメトリコ)のマイナーチェンジ版に位置付けられるものの、原材料の配合配分の改善や改良型の充填剤、可塑剤の使用によるトレッドコンパウンドの持続性向上により、“フルモデルチェンジ並みの性能向上”と噂されるほど前評判は高い模様。

なお、現在ピレリは中国企業に買収されており、現地で生産されるモデルも多く存在するが、このアイスアシンメトリコプラスも同じく中国で製造されている

購入サイズ

購入サイズは185/65r/15。

DJデミオには185/65r/15と185/60r/16の2つのタイヤサイズが用意されているが、先日行ったインチアップが完全な失敗に終わった経験と低扁平タイヤと雪道の相性から迷わず15インチを選択した。

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重量

重量はこのサイズのタイヤ(185/65r/15)にしてはかなり重い部類に入る。

タイヤを持った瞬間に“重い”と感じスケールで重量を計測したところ何と9kg付近を示しており、驚いてすぐにメーカーに重さを確認したところ8.8kgとの回答を得たのだが、同じサイズの重量が7.6kgのヨコハマ“iceGUARD 6(アイスガード6)”より1.2kgも重い

ばね下重量(タイヤとホイール重量の合計)で言えば、純正16インチとブルーアースAの組み合わせよりも重くなる計算であり、良くも悪くもこの重量増が走りに大きな影響を与えるのだが、詳細は後述する。

ちなみにミシュランのX-ICE3+(185/65r/15)も同じ8.8kgなので、海外メーカーのスタッドレスタイヤの重量は国内メーカーの製品よりも重い傾向があるようだ。

硬度

ピレリ アイスアシンメトリコ  プラス

サイドウォールは剛性があり、国産スタッドレスよりも硬め。トレッド面のゴムの硬度も国産より高いが、指で触るとしっかり動く。

硬度は52~59で硬度計を当てる場所によって数値にバラつきがあるが、平均するとダンロップ製のスタッドレスタイヤよりも少し硬いくらいか。

新品のスタッドレスタイヤで60近い硬度が測定されると少々不安になるものの、指でサイプを触ると軽い力で簡単に動くのでまず問題ないと思われる。

あとはこのゴムの柔らかさがどれだけ持続するのか、時間の経過とともに観察して行きたい。

価格

購入価格は税込28,000円(サイズは185/65r/15)。

今回はYahooショッピングを利用したのだが、そこから2,000円分のポイントが還元されたので、実質26,000円で購入することができた計算だ。

組込み工賃を加えても3万円を下回る安さは、このタイヤの大きな魅力である。

評価(乾燥路)

この記事を作成している2018年11月20日現在、当方居住地域では未だ降雪がなく、肝心の雪道での走行性能をチェックできずにいるのだが、アイスアシンメトリコ プラスを装着後に乾燥路を約500km走行したので、その印象をレビューする。

直進安定性

車を走らせてすぐに感じたのが直進安定性の高さで、タイヤの重量が重い(8.8kg)分どっしりとした安定感があり、横方向への揺さぶりに対する耐性が高い。

片側の車輪がマンホールを踏んで車体が斜めに傾くような場面では特にそれを強く感じ、ブルーアース装着時に受けていた横方向への波打つような揺れが大きく緩和されている。

また、高速走行時の直進安定性も明らかにブルーアースAよりも優れており、100km/h前後で走行中のステアリングの手応えも非常に重く安心感は抜群だが、この辺りは雪上および氷上でのグリップ性能を優先するためトレッド面のゴムが柔らかくなる傾向がある国内メーカー製のスタッドレスとのコンセプトの違いと考えてよいと思う。

ハンドリング

スタッドレスタイヤ全般に言えることでもあるが、夏タイヤと比較してステアリングを切った時の手応えは若干軽い。

と言ってもブルーアースAのハンドリングは“ダルい”印象が強く、それとの比較で“軽い”と感じてしまうのであり、これまで使用してきたスタッドレスタイヤと比較すればその手応えは非常に重厚である。

正確には、単に軽くなったのではなく“直進時のどっしりとした重厚なステアリングの手応えをキープしつつも曲がりやすくなった”と表現するのが正しいだろう。

また、トレッド面が確実に路面を捉えており、タイヤの重量の影響も相まってコーナーリングで車体が受ける横Gもブルーアース装着時より明らかに減少している。

乗り心地

8.8kgの重量が乗り心地にも大きく影響しているが、目立った凹凸等のない路面状況が良好な場所ではしっとりとした上質な乗り心地を体感することができる。

同じサイズでありながら、トレッド面が路面を捉える力は夏タイヤ(ブルーアースA)よりも明らかに優秀で、重さが増したこともありタイヤが路面に押し付けられるような感覚だ。

一方、ばね下重量が増えたことで路面追従性は悪化しており、路面状況が悪く縦方向への揺さぶり、突き上げが生じる場面では若干バネ下が暴れ気味で、大きめの段差を乗り越えた時にはそれなりの衝撃が伝わってくる。

とは言え、タイヤサイズが15インチでゴムの厚さが十分に確保されているため純正16インチにインチアップした時よりも衝撃は小さいし、クッションを使用することで十分に緩和できるレベルなので個人的には十分に許容範囲だと思う。

なお、このバネ下重量とバネ上重量のバランスとの兼ね合いで言えば、アイスアシンメトリコプラスとの相性は、ガソリン車よりもディーゼル車が圧倒的に優れている。

静粛性

静粛性も非常に優秀だが、夏タイヤのブルーアースAと比べても全く遜色ないレベル、いやむしろこちらの方が静かと思えるほど高い静粛性を持つ

特に高速道路を巡航中のノイズの小ささは印象的で、90km/hを超えたあたりからノイズが目立ったグッドイヤーの“ICE NAVI ZEA Ⅱ”と比較すると信じられないほど静かである。

アイスガード6(IG60)など、近年では静かさを追求したスタッドレスタイヤも登場しているが、このアイスアシンメトリコを装着してみて“スタッドレスは煩い”時代が過去のものになりつつあることを実感する結果となった。

燃費

その性質上、総じてスタッドレスタイヤは燃費において不利だが、このアイスアシンメトリコプラスも例外ではなく、ブルーアースA装着時と比較して1~2km/L数値が悪化した。

タイヤの重量が重いことも間違いなく数値の悪化に影響を与えており、上り勾配に差し掛かると平坦路と同じアクセル開度のままでは失速してしまうことがそれを証明している。

もちろん、それでも遠出すれば優に22km/Lを超える数字が出るし、スタッドレスタイヤとしては当たり前の現象でもあるので、過度に気にする必要は皆無だ。

評価(雪路・凍結路)

2018年11月23日現在未だテストできず。データが入り次第更新。

終わりに

雪道での性能をレビューできない状況とは言え、今回ご紹介したアイスアシンメトリコ プラスは少なくとも乾燥路においてはサマータイヤに勝るとも劣らない高いパフォーマンスを誇る。

関東や東北太平洋側等の寒さは厳しいもののシーズンに3~4回しか降雪がなく、スタッドレスを使用しながらも乾燥路を主に走行するユーザーにとって特に魅力的なタイヤだと思うので、是非お試しいただきたい。

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