私はハイブリッド車のSAIを所有しているが、走行速度が65km/hに達するとエンジンが始動し、EV走行がストップしてしまう。
ところが、最近のハイブリッド車両には、時速100km/hを超えてもEV走行が可能な車もあるらしいのだ。
各車の上限速度
早速だが、我が国で販売されているハイブリッド車両のEV走行可能な速度の上限を調査したものをまとめてみた。
メーカー | 車種 | EV走行上限速度(km/h) |
トヨタ | プリウス | 115 |
アクア | 79 | |
SAI | 65 | |
ホンダ | フィット | 95 |
アコード | 113 | |
日産 | フーガ | 140 |
全てのハイブリッド車のデータを入手することはできなかったが、実際に所有されている方や試乗された方の意見を参考にしているので、信憑性は高いと思う。
私が所有するSAIは、今回取り上げた中で最も古い車であることもあるのか、EV走行することができる速度の上限が一番低い。
一方、新型のプリウスやアコード、フィットなど、100km/h前後でもEV走行が可能な車種もあるようで、日産フーガについては何と140km/hでもEV走行ができるようだ。
こうして考えれば、“ハイブリッド車はあくまでもエンジンがメイン”というこれまでの考え方が変わりつつあると言えるのかもしれない。
モーターでの加速
中には、フィットのように、全くエンジンを動かすことなく100km/h近くまで加速することができる車もあるのだから驚くべきことである。
SAIのように、モーターの力のみでは十分な発進加速力が得られず、エンジンを使って加速をした後にEV走行に切り替える必要があるケースも多い中では、凄いことだと思う。
もちろん、交通の流れ次第では、エンジンを始動させないと流れに乗ることができないケースもあるかもしれないが、動画を見る限りはそれほど問題はないようだ。
終わりに
多くのハイブリッド車が登場し、これまでの自動車とは異なった加速を体感することができるようになったことはとてもよいことだと思う。
時速100km/h前後でのEV走行はどのようなものなのか、一度体験してみたいところである。
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