先日、レガシィB4のサマータイヤをMICHELIN(ミシュラン)のPRIMACY4(プライマシー4)に変更しました。
早速その使用感をレビューします。
MICHELIN PRIMACY4
MICHELIN PRIMACY4(ミシュラン プライマシー4)は、ミシュランが製造販売するサマータイヤで、1つ前のモデルとも言えるPRIMACY3(プライマシー3)に続く形で2018年に発売されました。
乗り心地の良さや静粛性、燃費性能などを重視するいわゆる“コンフォートタイヤ”に分類されますが、国産メーカーの製品で言えば、ブリジストンのREGNO(レグノ)やヨコハマタイヤのADVAN dB(アドバンデシベル)がライバルであり、しばしばプライマシー4との比較の対象とされているようです。
評判をチェック
私のレビューを投稿する前に、プライマシー4の評判をチェックしてみましょう。
やはり実際に購入して使用されている方のお話が最も参考になると思い、ネット上に投稿されたものをピックアップしてみると以下のような意見を多く見つけました。
PRIMACY4の口コミ
- 乗り心地が良い
- コストパフォーマンスに優れている
- 静粛性が高い
- 道路の凸凹を拾わなくなった
- 雨の日でも安心して走れる
特に、路面の状況に左右されず、乗り心地がよいと言う声が多いようです。
交換前のタイヤは
プライマシー4に交換するまではダンロップの“SP SPORT MAXX 050”を使用。
こちらはBN型レガシィB4の新車用にOEMされた製品であり、BNレガシィB4を新車購入する場合に納車時に装着されている“純正タイヤ”です。
いかにもスバルが新車に採用しそうな名称ですが、こちらはいわゆる“スポーツタイヤ”であり、コンフォートタイヤであるプライマシー4との乗り味の違いを大いに体感する結果となりました。
ちなみにサイズは225/50R/18インチです。
実際に走行した印象
乗り心地が良い
プライマシー4の印象として最も強く感じることは、やはり“乗り心地の良さ”です。
いつもと同じ段差を乗り越えた時のショックの伝わり方がSP SPORT MAXX 050装着時とはまるで異なり、明らかに軽減されていることをすぐに実感しました。
“これぞコンフォートタイヤ”と言う感じのソフトで上質な乗り味です。
また、路面状況の影響を受け難い事も特筆すべき長所であり、SP SPORT MAXX 050装着時は道路の凹凸や部分的な傾斜にステアリングをとられることが頻繁にありましたが、プライマシー4を使用して約5ヶ月間は全くそのようなことはなく、乗り心地は良好。
単に優しい乗り心地と言うのではなく、路面の状態に影響されず、常に快適な乗り心地を提供してくれるタイヤだと思います。
直進性も心配なし
直進性もよく、不安を感じることなく運転することができています。
その特性からコンフォートタイヤはスポーツタイヤよりもグリップ性能に劣ると言われており、このあたりに少々不安を感じていましたが、実際は何の問題もありませんでした。
高速道路を100km/hで走行中も安心感が高く、安定性に優れる印象です。
コーナーリング時には、SP SPORT MAXX 050装着時よりも若干グリップ感が足りないように感じられるものの、この辺りはスポーツタイヤとコンフォートタイヤの性格の違いから当然起こり得る現象であり、むしろプライマシー4がコンフォートタイヤのコンセプトを忠実に遵守していると言うべきではないでしょうか。
なお、路面との接地感、グリップ力はSP SPORT MAXX 050よりも少なく、ハンドリングが適度に軽くなりましたので、がっしりしたステアリングの手応えを好む方は、ミシュランであればPILOT SPORTを選択する方がよいかもしれません。
静粛性が高い
静粛性の高さもプライマシー4の特徴です。
走り出してすぐにロードノイズが小さいことに気が付いたのですが、比較の対象がスポーツタイヤであるSP SPORT MAXX 050とは言え、明らかな違いを体感することができました。
その後スタッドレスタイヤに履き替えた時にやたらロードノイズが煩く感じたことも、プライマシー4の静粛性の高さを証明していると思います。
雨の日も安心
プライマシー4は全てのサイズで転がり抵抗性能A以上を実現する一方、同じく全サイズでウェットグリップ性能がb以上で、雨の日にも安心して運転することが可能です。
安全運転を心掛ける以上ウェットグリップ性能の分類表記をそこまで神経質に気にする必要はありませんが、中には転がり抵抗AAとウエットグリップ性能aが両立するサイズもあり、ミシュランの技術の高さを知ることができます(詳細はミシュランホームページで確認可能)。
Check
- 転がり抵抗AA、ウェットグリップ性能a:5サイズ
- 転がり抵抗AA、ウェットグリップ性能b:11サイズ
- 転がり抵抗A、ウェットグリップ性能a:18サイズ
- 転がり抵抗A、ウェットグリップ性能b:7サイズ
燃費もよい
コンフォートタイヤは総じて転がり抵抗を可能な限り減らし燃費の向上を図りますが、プライマシー4もその例外ではなく、タイヤが良く転がる印象です。
路面とのグリップを重視するSP SPORT MAXX 050とは対象的であり、この点においてもスポーツタイヤとコンフォートタイヤのコンセプトの違いを実感できると言ってよいでしょう。
プライマシー4は重量も軽く、今回購入した225/50r/18インチで10.1kg。
同じサイズで比較すると、SP SPORT MAXX 050が12.2kg、REGNO GR-XⅡが12.4kgですから、プライマシー4の軽さと燃費性能における優位性を確認することができます。
まあスバル車に乗っていて燃費を語るのもナンセンスですが…。
価格
購入価格は72,000円でしたが、Yahooショッピングを利用したためPayPayでのキャッシュバックがあり、実質66,000円で購入できた計算です(サイズは225/50R/18)。
2020年2月20日現在、同ショッピングサイトではさらに安く購入可能なようで、同サイトで定期的に行われるキャンペーンを利用することで大幅な値引きを得ることも不可能ではありません。
このサイズで1本約16,000円で購入できることは大きな魅力ですが、例えばブリジストンのレグノは同じサイズで軽く2万円を超えます。
価格の安さもプライマシー4の大きな魅力であり、ライバルの追随を許さない高いコストパフォーマンスを誇ると言ってよいでしょう。
終わりに
本投稿ではミシュラン(MICHELIN)のプライマシー4(PRIMACY4)の使用レビューを投稿しましたが、実際に使用してみて、乗り心地、静粛性、燃費性能、コストパフォーマンスと全方位において評判通りの高レベルなタイヤであることを実感しました。
そのコンセプトに忠実に従いコンフォートタイヤに求められるものを確実に兼ね備えており、購入を検討されている方に自信を持ってお薦めできるタイヤであると思います。
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