マツダ車に搭載の”オルガン式ペダル”のメリットを考えてみた!

私が所有するデミオはじめ、最近のマツダ車には“オルガン式”のアクセルペダルが搭載されているが、今回はそのメリットを考えてみたい。

一般的な吊り下げ式ペダルとの比較も行っているので、是非とも最後までお読みいただきたいと思う。

2種類のペダル

はじめにアクセルペダルの種類を確認しておきたいが、現在の自動車に搭載されるものとしては、①吊り下げ式と②オルガン式の2種類が存在する。

前者は、その名の通り上から吊り下げられる仕組みになっており、現在ではほとんどの国産車でこちらのペダルが採用されているようだ。

一方のオルガン式は、床からペダルが出ているような形状をしているが、オルガンのペダルに似ていることがこのように呼ばれる理由らしい。

なお、本記事タイトル下にあるのがオルガン式ペダルの画像であり、下が吊り下げ式ペダルの画像である。

オルガン式

既に述べた通り、オルガンのような形状をしているペダルをオルガン式ペダルと呼ぶ。

このタイプのペダルを持つ日本車は少なく、一部の高級車でもない限り搭載されないのが現状だが、最近のマツダがオルガン式ペダルを採用していることは有名な話である。

オルガン式ペダルにはメリットが多いとも言われているが、その具体例を以下に列挙したので目を通して頂きたい。

メリット

オルガン式ペダルにはメリットが多いとも言われているが、①速度コントロールがしやすい、②踏み間違えが起き難い、③踵が安定するなどがその代表例だ。

中でも①については、私自身がオルガン式ペダルを採用するデミオに乗っていて、やはり速度コントロールが楽だと感じている。

オルガン式ペダルは、吊り下げ式よりも踏み込む力が必要であり、その結果ペダルを踏み過ぎることなくアクセル開度を一定に保ちやすいとも言われるが、確かにその通りだと思う。

また、吊り下げ式ペダルのようにペダルと床との間の空間がないので、つま先が滑って隙間に挟まる心配もない。

デメリット

オルガン式ペダルのデメリットを指摘する声もあるようだが、個人的には、特に不都合を感じるようなことはないと思う。

ウェブサイトを調べてみても、デメリットと言えるような大きな問題点が指摘されている節も見当たらない。

あえて言うならば、①初めて運転する人が足を攣る可能性があること、②純正のフロアマットしか使えないことくらいか。

①については割と簡単に起こり得ることであり、私が初めてデミオに試乗した時にも足を攣ってしまったことを覚えている。

吊り下げ式ペダルを踏む場合と異なる筋肉を使ったことが原因と思われるが、もちろん、慣れてしまえば全く問題ないので過度な心配は無用だ。

また、ペダルが床から出ているために凡庸のフロアマットを使うことができないのだが、こちらについても大きなデメリットとは言えないだろう。

マツダ車の搭載状況

最近のマツダ車がオルガン式ペダルを採用していることは既に述べた通りだが、各車への搭載状況を確認しておきたい。

マツダは、主要車種にオルガン式ペダルを搭載する方針を立てているようで、現在ではSKY-ACTIVE TECHNOLOGYのコンセプトで製造される全車がオルガン式ペダルを採用している。

他の国産車のアクセルペダルのほぼ全てが吊り下げ式なだけに、デミオ等のコンパクトカーでもオルガン式ペダルを採用している点はマツダの強みと言ってよいのではないだろうか。

終わりに

今回はオルガン式アクセルペダルについて投稿してきたが、吊り下げ式ペダルと比較して、やはりメリットは多いと思う。

同時に、これをいち早く採用したマツダの姿勢も高く評価したい。