鍵が車内にある場合はドアの施錠ができないと言われているスマートキーだが、それでも鍵を閉じ込めてしまうケースがあると聞く。
そこで、実際にインロックが起きるのかどうか実験してみたので、その内容を投稿したい。
はじめに
既にご存知の人がほとんどだと思うが、一応、スマートキーと鍵の綴じ込みについて確認しておきたい。
スマートキーとは、キー操作を行うことなく車のドアの施錠と解錠を行うことができる仕組みのことを言う。
キーを携帯している状態で、ドアノブに触れるまたはドアにある専用ボタンを押すことで施錠と解錠を行うことが可能だ。
中には、車から離れると自動で施錠され、近付くと解錠される方式のものも存在する。
続いて鍵の綴じ込み(インロック)だが、その名の通り、鍵を車内に置いた状態でドアを施錠してしまうことを言う。
こうなると、当然のことながら、外からドアを開けることができなくなり、厄介なことになってしまうので注意が必要。
一般的には、スマートキーは、この鍵の閉じ込めを防止するため、キーが車内にある場合にはドアの施錠ができないようなっていると言われている。
これが本当であれば、車内にキーを置き忘れた状態で施錠しようとしてもドアロックがされないことになり、鍵の閉じ込めが起こることもないはずだ。
実験
概要
今回の実験は、キーが車内にある状態で外からドアの施錠を行うことができるかどうかを調べるものである。
なお、スマートキーを置く場所については複数の場所を設けることにしたので、以下を確認して欲しい。
①運転席シート、②後席シート(左右いずれか)、③後席シート(真ん中)、④ドアポケット、⑤ラゲッジ
実験に使用した車は、私が所有する①デミオ、②SAI、③ムーヴカスタムの3台だが、いずれもスマートキーを採用している。
通常の施錠と解錠の仕方は、デミオとムーヴがスマートキーを携帯した状態でドアのボタンを押すタイプ。
SAIについてはドアノブに触れる方式だが、基本のメカニズムは一緒だ。
デミオの場合は、車の設定により、車を離れると自動ロックがされる(オートロック)の状態にすることも可能なので、そちらでの実験も行った。
結果
実験の結果は以下の通り。
車種 | 施錠解錠の方式 | ドアロックの可・不可 | ||||
運転席シート | 後席シート | ドアポケット | ラゲッジ | |||
左右 | 真ん中 | |||||
デミオ | ボタン式 | × | × | × | × | × |
オートロック | × | × | × | × | × | |
SAI | ドアノブセンサー式 | × | × | × | × | × |
ムーヴカスタム | ボタン式 | × | × | × | × | × |
いずれの場合もロックをすることは不可能だった。
よって、今回の結果だけを見れば、車内のいずれの場所にスマートキーがある場合も、外から施錠することはできないものと考えられる。
同時に、スマートキーのインロック防止対策がしっかり機能していることを証明する結果であることも事実だ。
メーカーが異なる3台とも同じ結果であったことからも、スマートキーのインロックが起こる可能性はない、もしくは確率はかなり低いと考えてよいのではないだろうか。
もちろん、キーを車内に置いた状態で手動でドアロックをかければ話は別だが・・・普通では考えられないことである。
注意点
今回の実験結果からも、基本的には、スマートキーを閉じ込めてしまうことはないと思われるが、可能性がゼロとまでは言い切れないかもしれない。
聞いた話ではあるが、車内にキーを置いた状態で施錠しようとすると警報音が鳴り、そのままキーを取り出さないでいるとドアがロックされてしまう車もあるとのこと。
そんなことはあり得ないと言う人もいるようなので、こればかりは信ぴょう性の判断が難しいのだが・・・。
また、キーの電池が消耗している状態では、信号の送受信を正しく行うことができず、結果として誤作動を起こしてしまうこともあるらしい。
そのような状況では、キーが車内にあるにも関わらず施錠が可能なケースや、勝手にロックされることもあると言われている。
よって、念には念を入れ、必ず鍵とともに車を降りることを習慣にするのが望ましいと思う。
終わりに
スマートキーを閉じ込めてしまう心配はないと思うが、念のため、キーとともに車を降りるようにしよう。
また、自身のキーの動作を知るためにも、今回のような実験をしてみてもよいかもしれない。
コメント
先日記事のような体験をしました。
バッグにキー、携帯、お財布全てを入れて、助手席に置き、その後犬を乗せてドアを閉めたところで「ガシャ!」という音と共にミラーがウイーンと畳まれました。
何が起こったのか初めは解らず、ロックされてしまいました。
都会ではなかったので人のいるところまで走り、電話をお借りしてJAFを呼びました。
待つこと2時間弱・・・・・。
どうやら犬が動いて窓に手をかけたりしていた時にドアロックのスイッチを押してしまったようです。
真夏の炎天下でなかったことだけは幸いでした。
真夏だったら窓を割らなければいけなかったでしょう。
今、どんな合鍵を作ろうか検討していてブログにヒットしました。
お恥ずかしい話で失礼いたしました。