先日、デミオの点検時にエアコンフィルターの交換を提案されたのだが、ディーラーに作業を依頼すると高額を出費することになるので社外品のフィルターを使い自分で交換を行った。
今回は、その作業手順や使用したフィルターをご紹介する。
使用した商品
使用したのは“パシフィック工業”さんの“PMCクリーンフィルター PC-411C”で、アマゾンやヤフーショッピングで購入可能。
活性炭入りフィルター(片面・車内側)と脱臭剤の効果により嫌な臭いの発生を抑えてくれる点が最大の特徴だ(防カビ、抗菌、抗ウイルス効果はない)。
購入価格は2,700円(税込)だったが、純正品(5,000円台)の約1/2の価格であり、経済的にも有難いアイテムと言える。
交換方法
交換方法はいたって簡単で、助手席側にあるコンソールボックスを外してエアコンフィルターを交換するだけ。
コンソールボックスの取り外しと聞くと難しいイメージをお持ちの方も少なくないと思うが、ドライバー等の工具を一切使う事なく簡単に外すことが可能である。
- コンソールボックスを外す
- エアコンフィルターを引き出す
- 新しいエアコンフィルターを装着
- コンソールボックスを装着する
コンソールボックスを外す
コンソールボックスの両側を内側に押し込み、ボックスを固定している爪を外すようにコンソールボックスを手前に引くと簡単に外れる。
ただし、一定の力が掛からないと爪が外れないので、躊躇せずにある程度強めに押し込もう。
エアコンフィルターを引き出す
コンソールボックスを外すとフィルター差し込み部分が露わになるが、上下にある固定のための爪を内側に押し込みながら手前に引くことでフィルターの取り出しが可能。
ちなみに、交換前のフィルターはマツダ純正品で空気の流れ(“Air Flow”)を示す“↓”マークを確認することができる。
新しいフィルターを装着
続いて取り付け口に新たなフィルターを差し込む。
特段難しいことはないが上下の爪の大きさがそれぞれ異なるため、向きを間違えるとしっかり装着できないので注意が必要だ。
また、爪が合うように装着すれば必然と正しい向きになるので心配ないが、“AIR FLOW”の向きに注目して矢印が“↓”になっていることを確認しよう。
コンソールボックスを元に戻す
最後にコンソールボックスを再装着して作業完了。
ボックスを外した時と同様に両サイドを内側に押し込み、爪を固定している溝にはめ込めばOKだが、例によってある程度の力が必要である。
所要時間
交換作業は非常に簡単で、所要時間は5~10分程度。
今回は工程を写真に撮りながら作業を進めたために10分ほど要したが、交換作業に集中するのであれば5分で十分なはずだ。
費用
社外品を使用し、交換作業も自分で行ったためかかった経費はフィルター代2,700円のみ。
純正品を使用してさらに交換作業をディーラーやカー用品店に依頼した場合に6,000円前後の費用が必要なことを考えれば、かなり経済的である。
ちなみに、以前ディーラーで同作業を行った際の明細を見ると工賃として1,200円ほど取られていたようだが、素人が5分でできる作業であることを考えれば法外な金額だと思う。
模倣品に注意
このパシフィック工業製のエアコンフィルター“PC-411C”の模倣品と思われる商品が出回っており、私自身も購入した経緯があるので注意が必要だ。
そちらも正規品と同様に活性炭入りらしいのだが、いざ取り付けてみるとフィルターの向きが表裏逆になってしまうではないか(本来の向きで装着しようとすると爪の大きさが合わずしっかり組み込むことが不可能)。
とは言え、私が購入した個体が偶然欠陥品だったのかもしれないし、フィルターの表裏が逆でも実際に使用する上では特段問題ないと言えば問題ないので、費用を安く済ませたい方にとってはベターな選択かもしれない。
DENSO(デンソー)製品もお薦め
最後にDENSO(デンソー)が製造するDJデミオ用のエアコンフィルターをご紹介しておくが、こちらは消臭、抗菌、抗ウイルス、抗カビ、PM.2.5対策、花粉対策と“PC-411C”よりも多くの効果を期待できる優れものだ。
価格が若干高めではあるものの、それでも純正フィルターを使用してディーラーに交換作業を依頼した場合の半額の出費で済むので、より良い車内環境を保ちたい方には是非お薦めしたい商品である。
終わりに
今回はデミオのエアコンフィルターを自分で交換する方法をご紹介したが、フィルターが汚れたままだと車内の環境が悪化する原因にもなるので、適切に対応したいところである。
前述の通りディーラー等に作業を依頼するよりも少ない費用で済むので、交換が必要な方には是非ご自身で作業されることをお薦めしたい。
コメント