2015年12月に行われた一部改良により、デミオがさらに素晴らしい車になったようなので、早速投稿したい。
購入を検討されている方には、是非とも最後まで読んで欲しいと思う。
はじめに
現在販売されているデミオは一部改良されたモデルなのだが、これが発表されたのは昨年、2015年12月24日である。
ガソリンモデルは1月15日、ディーゼルモデルは同月22日に発売が開始されたようだ。
余談になるが、この一部改良を、“マイナーチェンジ”と呼んでいる人がいるが、誤りであることを指摘しておく必要があると思う。
マイナーチェンジと言うのは、フルモデルチェンジほどではないにしろ、多少のデザインの変更くらいは行われるものである。
今回のケースは、外観や内装デザインは全くそのままで、一部の機能が改良、追加されたに過ぎない。
よって、マイナーチェンジではなく、“一部改良”にとどめておくのが望ましいだろう。
改良点
今回の改良された点は、以下の通り。
発売開始から1年少々のタイミングであるが、かなりの項目で改良がなされたと言ってよいだろう。
- ナチュラル・サウンド・スムーザーの採用(ディーゼル車)
- 低負荷領域でのアクセル操作に対する反応の向上(DE精密過給制御/ディーゼル車)
- フロントウインドシールド遮音ガラスの採用(ディーゼル車に標準装備、ガソリン車はオプション)
- 電動パワーステアリングの制御の改良
- 前席シートヒーターの採用
- シャークアンテナの採用
- フラットワイパーの採用
- トノカバーの採用
- 新グレードの13s turingが追加(ガソリン車)
ナチュラルサウンドスムーザー
今回の主要な改良点は、何と言っても、“ナチュラルサウンドスムーザー”の搭載である。
これは、ディーゼルエンジン特有のノッキング音と振動を打ち消す装置であるが、CX-3にも搭載されていることは有名な話だ。
私が体感した印象としては、音よりも振動の軽減を強く感じられた。
搭載されるのはディーゼルモデルのみだが、より上質な運転を楽しむことができるわけだから嬉しいことである。
DE精密過給制御
こちらもディーゼル車に限った話だが、最も大きな改善点かもしれない。
“DE精密過給制御”により、低負荷領域でのアクセル操作に対する出力の反応がより自然なものになったのだ。
わかりやすく言えば、これにより、ターボラグの解消が期待できるのである。
圧倒的なトルクによる加速が高評価を得てきたデミオディーゼルだが、ターボが効き始めるまでのトルク不足を指摘する声があったことも事実。
特に、マニュアル車にその傾向が強かったようだが、ストレスを感じる人もいたようだ。
今回の改良でそれが解消され、走り出しからよりスムーズで力強い走りが可能になったことは嬉しい限りである。
遮音ガラス
“フロントウインドシールド遮音ガラス”が採用されたことも見逃せない。
ディーゼルモデルには標準装備、ガソリンモデルにはオプションで装着可能らしいが、これにより車内の静粛性の向上が期待できる。
ディーゼルモデルに関しては、ナチュラルサウンドスムーザーとの併用により、その効果がさらに大きくなるはずだ。
ガソリン車についても、“さらに静かになった”と言う声があるようで、効果は大きいと思う。
ステアリング制御
パワーステアリングの制御に関しても改良が加えられているようだ。
メーカーの発表では“操舵初期の車両のコントロール性が向上”とされているが、低速走行時により少ない力でハンドルを操作することが可能になったらしい。
さらに、コーナーでの操作性と直進安定性の向上も図られている。
シートヒーター
今回の改良で、“前席シートヒーター機能”も追加されている。
それも、“3段階の強さ調節機能付き”と言うことで、3ナンバーセダンであるSAIよりも豪華ではないか・・・。
私がデミオを購入した際には、この機能の搭載が不可能だっただけに、少々悔しいところだ。
その他
以上の他にも、“シャークアンテナ”や”フラットワイパー、“トノカバー”の採用などの改良が行われている。
正直なところ、シャークアンテナはカッコ悪いと思うのだが・・・。
また、ガソリンモデルに、“13S touring”と言う新なグレードが設けられたことにも注目したい
最上位グレードである、”13S touring L Package”との間を埋めるグレードが誕生したことで、ガソリンモデルには4つのグレードが用意されることになる。
終わりに
発売開始から1年あまりで一部改良が行われたデミオだが、これによってますます素晴らしい車になったことは間違いない。
特にディーゼルモデルにとってその効果は大きいもので、”外見は同じだが中身は別の車”と言評論家がいるくらいだ。
これからデミオ・ディーゼルモデルを購入する人は、本当にラッキーだと思う。
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