たまに、ウィンカーが高速で点滅している車両を見かけることがあるが、わざとそのようにしているのだろうか。
今回は、その原因を考えて見ようと思う。
ハイフラ
ウィンカーの点滅が早くなることを、“ハイフラ”と呼ぶらしい。
素人にはなかなか馴染みがない言葉であるが、このハイフラが起こる原因としては、以下のようなことが考えられる。
- 電球切れ
- 電球をLEDに交換した
- わざとやっている
電球切れ
これが最もポピュラーな原因と思われるが、電球が切れた場合、ウィンカーの点滅が早くなることがある。
電球が消耗することで電圧に変化が生じ、点滅が早くなるのだ。
左右どちらかのウィンカーのみが点滅する場合には、そちら側の前後いずれかの電球が切れていることを示しているらしい。
“ドライバーへのお知らせ機能”と、肯定的に捉えることもできると思う。
ちなみに、ウィンカーは消費電力により点滅の早さが変化するようで、それが大きいほど遅く、少ないほど早くなるそうだ。
電球のLED化
ウィンカーの電球をハロゲンなどからLEDに交換した場合にも、点滅が早くなることがあるらしい。
先述の通り、点滅の間隔は消費電力に左右されるわけだから、それが圧倒的に少ないLED電球であれば、点滅の間隔が短くなることは当然である。
もちろん、初めからLEDバルブが搭載されている車ではそのようなことが起こらないように設計されているので、心配はいらない。
改造
改造と言う表現が最適かどうかはわからないが、意図的に点滅間隔が短く調整されている場合もあるようだ。
それには、リレー(継電器)と呼ばれる機器を専用のものに交換すればよいらしいのだが、あまりオススメはできない。
というのも、ウィンカーの点滅速度は法律で決められているのだ。
(方向指示器)
方向指示器は、次に掲げる基準に適合するように取り付けなければならない。
一 方向指示器は、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。
道路運送車両の保安基準の細則を定める告示第137条4 より
よって、明らかに点滅の間隔が早すぎる場合はこれに違反することになるので、注意しなければならないのだ。
終わりに
ウィンカーの点滅が早くなる場合、ほとんどが電球切れによるものだと思うが、普段から点滅の仕方をチェックすることが大切だと思う。
間違っても、不法な改造はしないようにしよう。
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