昨日、2017年2月に車検の審査基準が変更され、基準がより厳格化されたたと言うニュースを耳にした。
内容が気になりその具体的な変更点を調べてみたので、早速投稿したい。
変更点
今回の変更により、メーターパネルに表示される5つの警告灯が点灯し続けている車両、警報ブザーに不具合がある車両が審査を受けることができなくなった。
5つの警告灯とは①原動機、②前方エアバッグ、③側方エアバッグ、④ブレーキ、⑤ABSのことだが、エンジンがかかった状態(ハイブリッド車両ではシステムが立ち上がった状態)でなお点灯を続けている場合はこれらの機器に何かしらの不具合が発生していることを意味する。
(エンジンをかける時に一瞬点灯するのは全く問題ない。)
警報ブザーの異常も含め、これまではこれらの症状に対する規定がなかったために見逃されてきたが、これからは車検を受けることすらできなくなるわけだから、厳格化されたと言っても過言ではないと思う。
ユーザーへの影響
審査基準の変更により車検がさらに厳格化されたと言って間違いはないだろうが、その影響を受けるのはごく一部のユーザーに限定されると思われる。
と言うのも、多くのドライバーはディーラーや整備工場に車検を依頼しており、審査前の点検整備がしっかりと行われているからだ。
仮に“5つの警告灯が消えない”となれば審査前に修繕されるのは当然のことであるし、これまでもそうであったはず。
今回の審査基準変更の影響を受け車検が通らなくなる人がいるとすれば、経費をかけないようユーザー車検を行い合格ギリギリのラインで車検を通してきた人くらいではないだろうか。
もちろん、ユーザー車検を行う人の中には法定点検(12ヶ月点検や24ヶ月点検)を行わずにごまかしているケースもあるので、欠陥が疑われるそれらの車両が公道を走ることを防止すると言う観点では、一定の意味があると思うが…。
終わりに
審査基準の変更によりさらに車検が厳格化したことを投稿したが、その効果で車両の整備不良に起因する交通事故が1件でも減少することを期待したいところだ。
ディーラーや整備工場に車検を任せているドライバーにとっての影響は皆無と思われるが、これまで通りしっかり検査を受けるようにしよう。
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