先日、私が所有するSAIで高速道路を走行する機会があった。
初めて長時間拘束走行することができたのだが、その走りや燃費についてレポートしたいのだが、最後まで読んでいただければと思う。
合流
まずは、本線合流からだ。
今回走った道路は、2車線化の工事が完成し、指定速度も時速100km/hに引き上げられたばかりと言うこともあり、多くのドライバーがかなりの速度で走行している。
よって、スムーズに合流することができるか少々不安だったのだが、要らぬ心配だったようで、問題なく合流することができた。
アクセルペダルを踏み込むと十分なトルクが発生するのだが、力強く加速すると言うよりも、紳士的に静かに加速していく印象が強い。
動力性能には十分な余裕があるようで、アクセル開度を上げてもエンジンがうるさく唸ると言うこともなく、静かなまま本線に合流することが可能だ。
本線走行
今回は、30分ほど100km/hで巡航したのだが、全くスピード感を感じなかった。
一般道でも同じ印象を受けてはいたが、高速道路ではさらにそれが際立つようで、本当にゆったりと流している感じが強い。
スピード感がないから全く不安を覚えることがないし、疲労を感じ難いことも高く評価することができると思う。
加えて静粛性も抜群に高く、全くと言ってよいほどエンジン音が聞こえない。
これが質の高いクルージングを実現しているのだが、いつの間にか速度が出すぎてしまう可能性があるので、この点は注意が必要だ。
ノーマルモードのままでもその動力性能には何一つ不満はないが、スポーツモードにするとさらに元気な走りになる。
気持ちよく速度が上昇し、どこまでも速度が上がっていくのではないかと思えるほどの加速感を体感することが可能だ。
追い越し
追い越しも不安なく行うことができる。
動力性能に余裕があるのか、追い越し車線に出てからアクセルを少々踏み込んだだけで、必要にして十分な出力を得ることができた。
静粛性が高いこともあり、追い越しと言えども車内は非常に静かである。
静粛性
これまでも再三にわたり言ってきたことではあるが、静粛性の高さについては本当に見事であると思う。
時速100km/hで走行中も、エンジン音は全く耳に入ってこない。
多少のロードノイズは聞こえてくるものの、嫌な雑音ではなく、”サーッ”と言う上品な音であり、むしろ好印象だ。
風切り音対策も十分で気になるノイズはないが、デミオと比較しても圧倒的に優れている。
デミオの場合は、時速90km/hを越えた辺りからロードノイズと風切り音が大きくなるのだが、このSAIについてはそのようなことは全くない。
やはり、“200万円のコンパクトカーと400万円越の3ナンバーセダンの違い”と言ったところだろうか。
燃費
気になる燃費だが、本線合流から高速を降りるまでの平均燃費は“16.4km/L”を記録した。
これだけを見ると特別によい数字ではないし、高速道路を利用する前の一般道での燃費が非常に良かっただけに、少々期待外れと言うのが正直な印象である。
これについては、システム上、時速65km/h以上ではエンジンが常に稼働してしまうことと、終始時速100km/hで走行したことによる空気抵抗の増大がその原因だと思う。
以前時速80km/hで巡航した時の燃費が“19~20km/L”だったことからも、空気抵抗が燃費に与える影響がとても大きいことがわかる。
終わりに
今回、一定の時間SAIで高速道路を走行したわけだが、本当に質の高い走りを体感することができたと思う。
高速走行ではセダンの安心感が際立つということを再確認したし、このSAIが静粛性や動力性能に関しても申し分ない実力を持っていることを改めて確認することができた。
コメント
初回登録2010年のG”AS36000k走行表示中古車を2016年3月末に車体価格125万くらい+登録経費で購入し、2018年3月末時点で68000k走行表示。
致命的に駄目なのはナビ・オーディオ・エアコンの操作パネル。とにかくめんどくさい。
新車時価格430万余りの車としては明らかに落第、新車で買われた最初のオーナーさんはお気の毒なことだったでしょう。数が売れなかったのは当然でしょう。
しかし、125万の車を6年使って捨てるつもりのわし的には超お買い得車。本体の他に中古ホイールなども購入してはいるが、2.4リッター車らしい走りと軽並みの燃費には感動もの。近々ショック交換を予定し、先行き電池交換がどうなるか興味津々。いい車(笑。