慣らし運転の方法とその必要性とは!? 最近の車でも行うべき?

慣らし運転

新車を購入した場合には、“慣らし運転”をすると良いと言う人がいるが、これはどのようなものを言うのだろうか。

今回は、この慣らし運転の必要性や方法について投稿してみたいと思う。

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慣らし運転とは

慣らし運転とは、新しい工業製品を使用する場合に始めからその最大限の性能を使わないようにすることを言うらしい。

自動車については、新車に乗り始める場合に、一定の期間エンジン回転数や走行速度を抑えて運転することと考えてよいだろう。

これを行うことで、エンジンや変速機、サスペンションなどがよりスムーズに動くようになると言われている。

特にエンジンについてはその効果が大きいとされており、内部の部品同士の摩擦が減り、出力のアップ、燃費の向上が期待できると主張する人もいるくらいだ。

方法

慣らし運転の方法については様々な意見があり、人それぞれがオリジナルの方法を用いていると言っても過言ではないくらいだ。

とはいえ、大事なことは、“車に大きな負荷をかけないような運転”をすることである。

例えば、エンジンについては、“回転数を2000~2500回転に抑える”、“一定の回転数を保つ”となどの方法が取られることが多いようだ。

MT車であれば、変速機がスムーズに動作するように、はじめのうちはギアチェンジをゆっくり行うことがよいとされている。

サスペンションにとっては、スピードを出し過ぎず、急なハンドル操作を控えるとよい。

慣らし運転を行う期間についても諸説あるが、走行距離が1,000kmに達するまでと言う人もいれば5,000kmまでと言う人もいる。

また、慣らし運転が済んだ段階でエンジンオイルを交換するべきと主張する人もいるが、そのタイミングも人により意見が異なるようだ。

こうして考えると、慣らし運転につてのベストな方法を素人が判断することは容易ではないような気がする。

また、車種ごとに細部のつくりが異なることもあるわけで、ディーラー、必要であればメーカーに問い合わせ、その方法を確認するのが確実であると思う。

慣らし運転の方法
  • 急なアクセル操作を控える
  • エンジン回転数を2000~3000回転ほどに抑える
  • 速度を出し過ぎない
  • 急ブレーキを避ける
  • 冬場であれば、エンジンを十分に暖めてから走行する

必要性

この慣らし運転は、その必要性そのものが議論の対象となる場合がある

近年の自動車の品質の向上は目覚ましく、慣らし運転をしない場合のデメリットがないと主張する人も少なくないのだ。

私個人の経験からも、慣らし運転を全く意識しなかった車に特別の不具合が生じたことは一度もない。

また、自動車メーカーの考え方としても、“慣らし運転は不要”とするところが多いようだ。

私が調べた限りでは、日産が慣らし運転を行うべきとしている以外には、それが必要としているところは見当たらない。

とはいえ、大切な愛車であるし、気になる方は改めてディーラーで確認されるのがよいのではないかと思う。

終わりに 

個人的には、慣らし運転を行った方がよいのではないかと思う。

とはいえ、最近の自動車の品質の高さを考えればそれほど細かなことを気にする必要はなく、無理をしない運転を心がけるだけで十分であるとも言えるだろう。

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