セルフ式のガソリンスタンドには、“静電気除去シート”が用意されているが、これに触らないとどうなるのだろうか。
その危険性など調べてみたので、早速投稿したい。
引火の恐れ
静電気除去シートが設けられている理由は、静電気によるガソリンへの引火を防止するためである。
特に冬場は静電気が発生しやすく、車のドアに触れた瞬間に”パチッ”と音がなり、手に痺れが走ることも珍しくない。
給油ノズルを給油口へ差し込んだ時にこれが起きると、最悪の場合、ガソリンに引火してしまう可能性があるのだ。
ガソリンタンクの中には多量のガソリンが入っており、給油ノズルの内部にもガソリンがあるわけで、これに火が着いてしまうと極めて危険なことは言うまでもない。
セルフ式ガソリンスタンドに静電気除去シートが設けられているのには、しっかりとした理由があるのだ。
過去の事例
アメリカでは、給油時に静電気が原因で引火してしまった事例が多く報告されているようだ。
その様子を録画した動画がユーチューブに投稿されているので是非とも確認して欲しいが、その危険性を知ることができる。
静電気除去の仕組み
静電気除去シートの仕組みも気になるところだが、これに触れることで、私たちの体に滞留した電気を放出することができるのだ。
物はもちろんのこと人も電気を持っており、その電気が“帯電”してしまうことがある。
帯電とは電気が滞留してしまうことを言うが、簡単に言えば、私たちの体に電気が溜まってしまう状態と考えればよいと思う。
その電気が放出されることで静電気が発生するのだが、給油口付近でこの現象が起こると大変なことは既に述べた通り。
静電気除去シートは電気誘導性がある材質でできており、これを触ることで体に溜まった電気を逃がすことができるというわけだ。
特別なことをする必要もなく、単にシート部分を触れるだけでよいのだから、手間を惜しまずに必ず触るようにしよう。
終わりに
静電気除去シートの大切さをご理解いただけただろうか。
大惨事を避けるためにも、セルフ式ガソリンスタンドを利用する時は、必ずこれに触れてから給油を行うようにしよう。
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