値段の安さと取り回しの良さにより非常高い人気を誇る軽自動車だが、その大きさはどれも同じなのだろうか。
今回は、軽自動車のサイズについて投稿しようと思う。
軽自動車の規格
軽自動車には決められた規格がある。
軽自動車として認定されるためにはその条件を満たさなければならないのだが、内容は以下の通りだ。
- 全長 :3,400mm以下
- 全幅 :1,480mm以下
- 全高 :2,000mm以下
- 排気量:660cc以下
サイズ一覧
各社の軽自動車のサイズを調査し、まとめたものが以下の表である。
メーカー | 車名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 室内長(mm) | 室内幅(mm) | 室内高(mm) |
ダイハツ | ミライース | 3,395 | 1,475 | 1,490 | 1,920 | 1,350 | 1,240 |
キャスト・スタイル | 3,395 | 1,475 | 1,600 | 2,005 | 1,320 | 1,245 | |
ムーヴ・カスタム | 3,395 | 1,475 | 1,630 | 2,080 | 1,320 | 1,280 | |
タント・カスタム | 3,395 | 1,475 | 1,750 | 2,200 | 1,350 | 1,365 | |
ウェイク | 3,395 | 1,475 | 1,835 | 2,215 | 1,345 | 1,455 | |
スズキ | ワゴンR | 3,395 | 1,475 | 1,660 | 2,165 | 1,295 | 1,265 |
ハスラー | 3,395 | 1,475 | 1,665 | 2,160 | 1,295 | 1,250 | |
アルト | 3,395 | 1,475 | 1,500 | 2,040 | 1,255 | 1,215 | |
スペーシア | 3,395 | 1,475 | 1,735 | 2,215 | 1,320 | 1,375 | |
ホンダ | N-WGN | 3,395 | 1,475 | 1,655 | 2,055 | 1,355 | 1,300 |
N-ONE | 3,395 | 1,475 | 1,610 | 2,020 | 1,300 | 1,240 | |
N-BOX | 3,395 | 1,475 | 1,780 | 2,180 | 1,350 | 1,400 | |
日産 | モコ | 3,395 | 1,475 | 1,625 | 2,135 | 1,285 | 1,290 |
ディズ | 3,395 | 1,475 | 1,620 | 2,085 | 1,295 | 1,280 | |
ディズルークス | 3,395 | 1,475 | 1,775 | 2,235 | 1,320 | 1,400 |
全長・全幅
全長と全幅は、メーカーや車種を問わずにすべて同じ大きさのようだ。
その数値は、全長3,395mm、全幅1,475mmであるが、軽自動車の規格に収まりつつも最大限の大きさを確保した結果、このサイズになったものと思われる。
それにしても、ものすごくデカイと言うイメージがあるダイハツのウェイクでさえも、他の軽自動車と同じ大きさと言うのはなかなか信じ難い。
一方、全高はそれぞれ異なるようで、この点については各車独自のコンセプトによると言うことだろう。
とは言え、取り回しに影響するのは全長と全幅であるから、その点はどの軽自動車を選んでも同じであるとも言えるのだ。
室内
室内のサイズは、各車ごとに様々である。
室内長が最も長いのは日産のディズルークスの2,235mmだが、ダイハツのウェイクとスズキのスペーシアが2,215mmでこれに続く。
室内幅が最も広いのはホンダのN-WGNの1,355mmだが、タントカスタムとミライースも1,350mmと広い。
室内高はやはりダイハツのウェイクがダントツで1,455mmだが、ディズルークスとN-BOXも1,400mmとかなりの高さを誇る。
総合的には、ダイハツのウェイクと日産のディズルークスの室内が特に広いと言えるだろう。
終わりに
どの軽自動車を選んでも全長と全幅のサイズに違いはなく、取り回しのよさもほとんど変わらないことがわかった。
軽自動車を購入する場合には、室内の広さや収納スペースなど、その他の要素が決め手になるかもしれない。
コメント
全幅1,480mm以下というのは日本の道路事情(田舎道)に合わせたサイズだと思いますが、車の安定性も十分に確保されるという数字なのでしょうか?
素人ながらもう少し幅広にして安定感を出したほうがいいように思うのですが。
官僚(国)とメーカーがどのようにすり合わせて取り決めたのか知りたいものです。