車のバッテリーが上がってしまった場合、“ジャンピングスタート”を行い他の車から電力を分けてもらのが一般的だが、ケーブルの接続など少々面倒なことは否定できない。
ところが、より簡単にこれを解決する方法があるらしいので早速投稿したいと思う。
はじめに
はじめに、バッテリー上がりについての概要を確認しておきたいが、これは自動車のバッテリーの電力が空になってしまうことを言う。
エンジン停止後にヘッドライトやエアコンなどを付けっ放しにすることが主な原因なのだが、バッテリーの電力がないためにエンジンを始動させることができなくなってしまうのだ。
一般的な解決法としては、専用のケーブルを介して別の車のバッテリーから一時的に電力を分けてもらう“ジャンピングスタート”がある。
これまではほとんどのケースでこの方法が使われてきたが、今回紹介する製品を使えばより簡単にバッテリーを復旧させることができるのだ。
ジャンプスターター
その画期的な製品は“ジャンプスターター”と呼ばれるものである。
一見するとポータブル式のハードディスクドライブのような形をしているが、実は、携帯用のバッテリーの機能を持っているのだ。
これをバッテリーが上がってしまった車に接続することで電力を供給し、エンジンをかけることができるという仕組みらしい。
使用方法
バッテリーとの接続
使い方もそれほど難しくなく、通常のジャンピングスタートよりも簡単だ。
付属のケーブルはクリップ型の端子2つ(プラスとマイナス)を持つが、これを、同じくプラスとマイナスが存在する車のバッテリーの端子に接続する。
その後、ケーブルとジャンプスターター本体を接続するだけで、ジャンプスターターに蓄えられた電力が車へ供給されるのだ。
よって、その電力でセルモーターを動かし、エンジンを始動させることが可能。
動画を載せるので実際にその様子をご覧いただきたいが、車と車を繋ぐよりも明らかに簡単であると思われる。
充電方法・時間
ジャンプスターターを充電するには、付属のACアダプタを使いコンセントに差し込むだけ。
シガーソケット付きの製品であれば車の中で充電することすら可能だが、車のトラブルを解決するための製品を車で充電することは、なかなか興味深い。
充電時間は容量によっても異なるが、4~6時間で満タンになるものが多いようだ。
一度フル充電しておけば、数ヶ月が経過した後でもエンジンを始動させることが可能な製品もあるようなので、心強い限りである。
その他の用途
このジャンプスターターには、バッテリー上がりの車のエンジンを始動させることのみならず、様々な使用用途がある。
例えば、USB端子が設けられているため、スマホやI podなどと接続し、それらの機器の充電を行うことも可能。
さらには、ライト機能が付いているものもあるらしく、夜間や非常時には懐中電灯の代わりにもなり得るらしい。
普段は携帯電話用のバッテリーとして持ち歩き、いざという時は車のバッテリー上がり対策として使用することもできるのだから何とも画期的である。
価格
気になる価格はその製品ごとに様々だが、最も安い場合は4,000円前後、高いものだと1万円を超えるようだ。
最も高いものを購入したとしても、これほどの実用性があるものを1万円少々で購入することができるのだからコストパフォーマンスは極めて高いと言えるだろう。
終わりに
このジャンプスターターがあれば、万が一バッテリーが上がってしまった場合にも、簡単に車を復旧させることができる。
万が一の場合に備え、1台購入しておくことは決して無駄ではないと思う。
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