軽自動車でも白のナンバープレートを取得できることをご存知ですか?

軽自動車でも白いナンバー

皆さんご存知のことと思うが、登録自動車とは異なり、軽自動車は黄色地のナンバープレートを付けることに決められている。

ところが、2017年4月より軽自動車でも白地のプレートを付けることが可能になったらしいので、早速その詳細を解説したい。

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はじめに

自動車のナンバープレートの色は“道路運送車両法第39条第2項”を根拠に国土交通大臣が決定することになっており、軽自動車については業務用車両が黒、自家用車両が黄色のプレートを付けることに決められている。

もとは軽自動車も白のナンバープレートを付けていたのだが、高速道路での最高速度や料金が普通車と異なるなどの事情もあり、差別化を図るため1973年に黄色に変更された歴史があるらしい。

なお、こちらもあえて言うまでもないとは思うが、登録自動車(軽自動車以外)のナンバーの色は業務用が緑、自家用が白である。

ラグビーW杯特別仕様

ラグビーW杯特別仕様図柄入りナンバープレート

上記のように普通車は白で軽自動車は黄色(自家用車の場合)と言うのがナンバープレートの原則であるものの、現在は例外的に軽自動車に白地のナンバープレートを使用することも可能である。

驚かれる方も少なくないと思うが、画像の通り、白地に緑と言う登録車と変わらないナンバープレートを軽自動車にも付けることができるのだ。

実は、2019年に我が国で開催されるラグビーW杯を支持する施作の1つとして実施されている取り組みによるものであり、画像をよく見ると完全な白地ではなく大会を記念するロゴが入っていることをご確認いただけると思う。

また、ラグビーW杯同様2020年に開催される東京オリンピックとパラリンピックをデザインした特別仕様の図柄入りナンバープレートの交付も決定済みである。

対象車両や取得方法などの詳細については、以下を参照されたい。

対象車両

ラグビーW杯特別仕様図柄入りナンバープレート

※ 画像は、国土交通省報道発表資料“特別仕様ナンバープレート申込開始”より引用

ラグビーW杯特別仕様図柄入りナンバープレートの取得が可能なのは、①登録車(自家用)、②登録車(業務用)、③軽自動車(自家用)の3種であり、業務用の軽自動車は対象外とされている

“登録車”とは、軽自動車の規格を超える自動車のことであり、軽自動車以外の車両は原則として全てこれに該当すると考えて問題ないはずだ。

また、寄付金ありと寄付金なしでデザインが異なることと、登録車については業務用と自家用でプレートのフレームの色が異なることも覚えておきたいところである。

交付期間

ラグビーW杯特別仕様の図柄入りナンバープレートは2017年の4月3日に交付が開始されており、交付期間は2020年1月まで。

W杯が開催されるのは2019年であるが、プレートの使用期間に制限はなく、大会終了後はもちろん、車両が廃車になるまで継続して使用することが可能である。

取得方法

ラグビーW杯特別仕様図柄入りナンバープレートの取得については、ネットで申し込み手続きをする方法と、ディーラーや整備工場に依頼する方法の2通りが存在するが、後者を選択した場合はそれなりの手数料を支払うことになるので、ネット申し込みをお奨めしたい。

申し込みページのリンクを貼っておくので、ぜひご利用いただきたいと思う。

図柄ナンバー申込サービス(GKAA0101)

費用

ナンバープレートの交付手数料は自治体ごとに異なるが、およそ7,000~9,000円の範囲と考えておけば問題ないはずだ。

手数料のみを支払う場合は特別ロゴ入りのプレート(画像右側)が交付されるが、別途寄付金1,000円を支払うとさらに大きな図柄が入る(画像左側)。

ラグビーW杯特別仕様図柄入りナンバープレート

※ 画像は、国土交通省報道発表資料“特別仕様ナンバープレート申込開始”より引用

余談になるが、本来軽自動車が付けるべき黄色のプレートに満足できず、単に白地のプレートを付けたい方にとってはむしろ余計なことであり、現にそのように考えるドライバーが多いことを考慮しても、寄付金としての効率性は決して良くないと思う…。

終わりに

今回ご紹介したように、“ラグビーW杯限定仕様図柄入りナンバープレート”を取得することで軽自動車にも白地のナンバープレートを付けることが可能になる。

従来の黄色いナンバープレートに不満をお持ちの方は、是非この機会に特別仕様のプレートに変更されてみてはいかがだろうか。

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