車を綺麗に保つためには洗車を欠かすことができないが、どれくらいの頻度でこれを行うのがベストなのだろうか。
今回は、この洗車の頻度について考えてみたいと思う。
統計は
本題に入る前に一般的にどれくらいの頻度で洗車が行われているのかを確認しておきたいのだが、“carmuse”さんが行ったアンケート結果によれば、1ヶ月に1度(24%)と言う回答が最も多く寄せられている。
続いて多いのが2ヶ月に1度(16%)で、2~3週間に1度(13%)がそれに続く。
ほぼ毎日 1週間に数回 1週間に1度 2~3週間に1度 1ヶ月に1度 2ヶ月に1度 3ヶ月に1度 4ヶ月に1度 1.0% 3.0% 6.0% 13.0% 24.0% 16.0% 14.0% 5.0% 半年に1度 1年に1度 全くしない 13.0% 4.0% 1.0% ※ クルマ情報サイト「カーミューズ」さん、“洗車やワックスがけの理想的な頻度とタイミングとは” より
13%の人が半年に1度と回答しており、中には全く洗車をしないと言う人もいることには驚かされるが、2週間〜2ヶ月に1度のペースで洗車をしていれば一般的な頻度に該当すると考えてよいと思う。
理想的な頻度
ここから本題に入るが、私の経験上は、新車で購入した車であれば1~2週間に1度のペースで洗車するのがベストだと思う。
と言うのも、どれだけ念入りに洗車を行ったとしても1週間もすれば再び空気中の埃や花粉などが付着してしまい、汚れが目立ち始めるからだ。
同時に、ここで洗車を行えばカーシャンプーを使うことなく水洗いのみで車を綺麗にすることもできるだけに、やはりこのタイミングを逃さないことが望ましい。
もちろん、普段忙しくなかなか時間が取れない人にとっては簡単なことではないし、洗車施設を利用する場合にはその料金もバカにできないが、最低でも1ヶ月に1度のペースをキープしたいところである。
やり過ぎもNG
愛車を綺麗に保ちたいがために毎日のように洗車をしている人もいると聞くが、あまりお奨めできることではなく、むしろデメリットの方が多いかもしれない。
ご存知の通り、洗車の性質上どんなに柔らかいスポンジを使用したとしてもボディにごく微小な磨き傷が付くことを回避できず、これが毎日行われるとなればダメージの蓄積が大きくなってしまうことがその理由である。
もちろん、磨き傷自体はボディに近付き目を凝らして見なければわからない程度のものではあるが、黒や紫のように塗装の色が濃い場合、光の反射状況によってはそれが目立ってしまうこともあるので注意が必要だ。
以上のことからも、ボディカラーが濃い色の車をお持ちの方はできる限り傷が付き難い素材の洗車道具を使うとともに、洗車の頻度も1ヶ月に1回程度に留めた方がよいと思う。
一方、ホワイト系の色は比較的傷が目立ちにくいので、過度の心配は不要である。
例外
1~2週間に1度もしくは1ヶ月に1度の定期的な洗車の他、①雨の中を走行した後や②鳥の糞が付着した場合、③融雪剤が撒かれた道路を走行した後などは速やかに洗車をする必要がある。
- 雨天走行後(花粉が飛散する時期は特に要注意)
- 鳥の糞や虫の死骸が付着した場合
- 融雪剤の上を走行した場合
- 海水の上を走行した場合
ボディが雨に打たれたまま放置すると雨染みの原因になるし、虫や鳥の糞なども塗装を痛める可能性があるが、花粉が付着した状態で雨に打たれてしまった場合は特に厄介で、花粉の中の成分が染み出して塗装に大ダメージを与える恐れがあるので可能な限り早く汚れを落とさなければならないのだ。
花粉や黄砂が多く舞う3~5月には洗車の頻度を多くするとともに、雨に打たれた場合は迅速に対応するように心掛けよう。
終わりに
今回は洗車の頻度について投稿してきたが、参考にしていただけただろうか。
時間の都合上なかなか難しいことではあるが、できれば1~2週間に1度、少なくとも1月に1度のペースでこれを行い車を綺麗に保ちたいところである。
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