免許証の暗証番号の使い道と忘れた時の確認方法を理解しよう!

免許証の暗証番号

免許の更新時に免許証の暗証番号の設定を求められるようになったが、その目的がイマイチわからない人も多いのではないだろうか。

そこで今回は、ICカード免許証とその暗証番号について投稿したい。

スポンサーリンク

ICカードと暗証番号

平成21年1月4日より、運転免許証がICカード化された

これにより、免許証に氏名や生年月日、本籍等の情報が組み込まれたICチップが搭載されるようになり、暗証番号はこれらの情報を読み込むために必要とされるのだ。

運転免許更新時に新たな免許証の暗証番号を設定するのだが、番号1と番号2の2つの暗証番号を設定する必要がある。

いずれも4桁の任意の番号を用いることができるが、番号1は氏名や住所、運転免許証番号等の情報、番号2は本籍と顔写真の情報開示に必要となるので、忘れないように注意しよう。

目的

正確に言えば暗証番号ではなくICカードの話になるが、偽造等による免許証の不正利用の防止を目的としている

仮に運転免許証を偽造あるいは改造しても、記載されている情報とICチップに記憶されている情報が異なれば、不正利用がすぐにバレてしまう。

ICチップごと免許証を偽造しようにも、暗証番号がわからなければ本来のデータを読み出すことができないため、作業は容易ではない。

よって、この暗証暗号を伴うICカードは、免許証を紛失してしまった場合や盗難にあった場合のセキュリティ対策として極めて有効なのだ。

なお、“身分証明証として免許証を提示した場合に暗証番号を聞かれることがある”と言う意見もあるようだが、その事例は稀、と言うか実際にはあり得ないことにも思われる。

私自身経験がなく、家族や知り合いからそのような話を聞いたことがないことからも、免許証の暗証番号の目的がセキュリティの強化にあると考えて間違いないだろう。

確認方法

免許の更新時に暗証番号が記載された用紙を受け取ることができるが、万が一忘れた場合には番号を確認することもできる。

免許証を持参の上、免許センターや警察署の交通課に申し出れば番号の開示が可能だ。

ただし、自治体によって手続きができる機関が異なる場合もあるようなので、事前に警察署等に確認するのがよいと思う。

設定しない場合

暗証番号を設定しないことも可能である。

その場合、免許の更新時に設定しない旨を申し出ればよいらしいが、暗証番号がないと特殊な機械を使ってICチップの情報を盗まれる可能性を否定できない。

もちろん、その確率はかなり低いだろうが、大した時間がかかるわけでもないので、暗証番号を設定しておくのが無難だと思う。

終わりに

ICカード式運転免許証とその暗証番号の仕組みをご理解いただけただろうか。

免許証の不正利用による犯罪も少なくなようなので、これらの防止の役に立つことを期待したいと思う。

コメント