道路のセンターラインの意味を解説! 破線と実線・色の違いは!?

道路のセンターライン(中央線)

道路の中央に引かれるセンターライン(中央線)だが、その種類は1つではなく、全部で3つのパターンがあることをご存知だろうか。

今回は3種類それぞれの中央線が表す意味を解説する。

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はじめに

道路に描かれる線は①中央線と②車線境界線の2つに大別され、破線・実線等の形状やラインの色が表す内容もそれぞれ異なる。

今回その意味を考察するのは前者の中央線(センターライン)であることをここで確認しておくが、車線境界線が表す内容についてはリンク先のページを参照いただきたい。

車線境界線の種類を解説! 黄色、白、実線、破線の意味の違いは!?
車両通行帯を区画するため道路に引かれている車線境界線だが、黄色と白、実線と破線など様々な種類があ...

3種類の中央線

道路に設けられるセンターラインには①白の破線、②白の実線、③黄色の実線の3種類が存在するが、以下でそれぞれが表す意味を解説する。

形状 意味
破線 特別の規制なし
実線 原則として右側にはみ出して走行してはならない
黄色 実線 追い越しのための右側へのはみ出しを禁止

破線(白)

白い破線のセンターライン(中央線)

目にする機会が多く、最も馴染みが深い白の破線だが、こちらは特に何かを規制するものではなく、必要であれば車両はこの線をはみ出すことができるし、これを跨いで前を走行する車を追い越すことも可能。

(もちろん、必要もなくみだりに進路を変更する行為は違法であるが)

この白い破線による中央線は片側車線の幅員が6メートル未満の道路に引かれる。

実線(白)

白い実線のセンターライン(中央線)

白い実線は原則として片側車線の幅員が6メートル以上ある道路並びに片側に複数車線がある道路に採用されるが、その意味は“右側へはみ出して走行してはならない”であり、白の実線を跨いで追い越しをすることは許されない(はみ出さなければ追い越し自体は合法)。

しかし、片側車線の幅が6メートル以上ある道路であればそもそも中央線を跨ぐことなく追い越しが可能だし、その道路に車線が2つ以上ある場合には追い越し車線を利用すればよいわけで、実際にこの線を跨ぐ必要はないはずだ。

例外的に片側車線の幅員が6メートル未満の道路にこのタイプの中央線が引かれるケースもあり、その場合は①道路の右側部分を見通すことが可能で②反対方向を通行する車両の進行を妨げる恐れがなく③左側部分の道幅がその車両の通行のために不十分かつ④その場所がはみ出し禁止場所でない場合に限り追い越しが可能。

(実際にこれらの条件全てを満たす状況はないに等しいだろうが…)

なお、白の破線が引かれている道路でも交差点の手前の部分は白い実線になっているケースが多いが、交差点の手前30メートルの部分が追い越し禁止場所であることと何かしらの関係があるものと思われる。

実線(黄色)

黄色い実線のセンターライン(中央線)

黄色の実線による中央線は幅員が6メートル未満の道路に用いられ、“追い越しのためこの線をはみ出してはならない”ことを意味する。

よってこれを跨ぐことは原則として違法だが、白の実線とは異なりあくまでも追い越しを目的にこのラインをはみ出すことを禁じるものであり、例えば前方に生じる危険を回避するためであればこの線を跨いでも違反にはならない。

また、追い越しのためにこの線をはみ出してはならないと言うのは逆を言えば“はみ出さなければ追い越しをしてもよい”と解釈されるものであり、黄色の中央線をはみ出さず追い越しを行う行為(原付や自転車を追い越す場合や2輪同士の追い越し)は合法である

中央線が2本の場合

2重に引かれたセンターライン(中央線)

その存在を強調する目的で中央線が2本描かれる場合もあり、例えば白い線が2本引かれたものや、白い線を囲む形で黄色の線が2本引かれるなどいくつかのパターンが存在する。

同じく、片方が白の破線でもう片方が黄色の実線とそれぞれ意味合いが異なる2本の線が組み合わされるケースもあるが、その場合は走行車線側の線の規制を受けることになるので、注意しよう。

まとめ

ここまでの内容をまとめると、色の違いに関わらず“実線”を跨いで追い越しをする行為は原則として交通違反と言うことができる。

例外として白い実線については追い越しが、黄色の実線についてははみ出しが許される状況があるものの、いずれも安全な通行のためにやむを得ない理由がある場合に限定され、単に前の車両を追い越したいがためにこれらの中央線を跨ぐことは違法なので十分な注意が必要だ。

また、以上から“追い越しが可能なのはセンターラインが白い破線の場合のみ”と言い換えることもできるが、当然ながら対向車線の状況確認はじめ安全の確保が大前提であり、言うまでもなく無謀な追い越しは厳禁である。

同時に、例え実線が引かれる道路でもその線をはみ出さなければ追い越しが可能であることも覚えておこう。

終わりに

今回は全部で3種類ある道路のセンターライン(中央線)が表す内容を解説してきたが、それぞれが表す意味をご理解いただけただろうか。

中でも追い越しのためのはみ出しを禁止する実線は重要なので、運転中にはその存在を正しく把握し、無謀な追い越し行為を行わないよう努めたいところである。

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