各車のパワーウェイトレシオを比較! 加速力が良い車はどれ!?

加速する車

車の加速力の目安を知るための概念としてパワーウェイトレシオと言うものがあるが、これをもとに、各車の加速力を調査してみた。

果たして、どの車が加速力に優れるのだろうか。

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はじめに

馬力と重量

エンジンの性能を表す概念に“最高出力(馬力)”があるが、これが大きければ大きいほど車を速く走らせることができる。

A車が100馬力のエンジンを搭載し、B車が200馬力のエンジンを搭載しているとすれば、A車が方が加速が良いと考えて間違いないだろう。

ところが、車の加速力は必ずしも馬力のみによって決定される訳ではなく、車体重量によっても大きく左右される

同じ200馬力のエンジンを持つ2台の車があり、C車の重量が1,500kg、D車が2,000kgとすれば、どちらが加速力に優るかは言うまでもない。

C車が200馬力で1,500kgを動かす必要があるのに対し、D車は、同じ200馬力で2,000kgを動かさなければならないのだ。

パワーウェイトレシオ

パワーウェイトレシオとは、“1馬力が負担する重量を表す数値”であるが、車重÷馬力で求めることが可能。

この数値が低いほど加速力が強いとされている。

C車の数値は7.5であり、1馬力が7.5kgの重さを負担する計算なるが、D車の数値は10.0であるから、1馬力の負担重量は10.0kgだ。

よって、1馬力の負担重量が少ないC車の方が加速が良いと言うことになる。

ただし、一定の速度域までであれば、ギア比の設定次第で加速力を変化させることが可能なので、パワーウェイトレシオの数値が絶対ではないことを理解しておく必要があると思う。

パワーウェイトレシオの計算方法
パワーウェイトレシオ = 車両重量 ÷ 最高出力(馬力)

数値一覧

軽自動車

メーカー車名 最高出力(KW[PS])車両重量(kg)パワーウェイトレシオ
ダイハツミライース 36[49]730 14.9
ウェイクNA38[52]1,000 19.2
ターボ47[64]1,010 15.8
スズキワゴンR 38[52]790 15.2
アルトNA38[52]650 12.5
ターボ47[64]670 10.5
ホンダN-ONENA43[58]840 14.5
ターボ47[64]850 13.3
N-BOXNA43[58]950 16.4
ターボ47[64]950 14.5
 日産
 
ディズ NA36[49]850 17.3
ターボ47[64]880 13.8
ディズルークス NA36[49]930 19.0
ターボ47[64]960 15.0

軽自動車のパワーウェイトレシオは、全車両ともに2桁である。

しかしながら、最も値が低いアルトターボが10.5であるのに対し、最も高いウェイクが19.2であるから、車種ごとに差があることも事実だ。

当然ながら、NAエンジン搭載モデルよりもターボエンジン搭載モデルの数値が低く、加速力に優れることをご理解いただけると思う。

それにしてもアルトの車体の軽さは魅力的で、NAモデルであってもパワーウェイトレシオの数値が低い。

ターボモデルともなれば、実際の加速感ではコンパクトカーに引けを取らないはずだ。

コンパクトカー

メーカー車名 最高出力(KW[PS])車両重量(kg)パワーウェイトレシオ
トヨタヴィッツ(1.3L)73[99]1,00010.1
bB(1.5L)80[109]1,0509.6
アクア73[100]1,08010.8
ホンダフィットガソリン(1.3L)73[100]9709.7
ハイブリッド101[137]1,0807.9
日産キューブ(1.5L)82[111]1,20010.8
マツダデミオガソリン68[92]1,03011.2
ディーゼル77[105]1,13010.8
スズキソリオ67[91]95010.4
イグニス67[91]8809.7

コンパクトカーとなると、やはり軽自動車よりも数値が低くなるようで、中には1桁代の車もあるくらいだ。

その中でも、ホンダのフィット・ハイブリッドが圧倒的に優秀な数値を出しているが、その数値は何と7.9。

フィットの0-100km/hのタイムが非常に速いことも納得できる。

加速が凄いと言われるデミオディーゼルの数値は10.8であり、意外にもフィットハイブリッドに比べかなり劣るようだ。

ただし、100km/hあたりまでであれば、ギア比の調整とトルクの大きさでその加速力を増やすことができるので、実際の加速力はそこまでの差はないと思う。

ちなみに、我がデミオガソリンモデルの数値は11.2でだが、今回調査したコンパクトカーの中では最も低い動力性能と言うことになる。

セダン

メーカー車名 最高出力(KW[PS])車両重量(kg)パワーウェイトレシオ
トヨタカムリ 151[205]1,5407.5
クラウン2.5L149[203]1,6408.1
3.5L232[315]1,6305.2
2.0Lターボ173[235]1,5906.8
ハイブリッド162[220]1,6407.5
 SAI 140[190]1,5908.4
マークX2.5L149[203]1,510 7.4
3.5L234[318]1,5504.9
  ホンダ グレイスHV101[137]1,1808.6
アコードHV1991,6208.1
レジェンド281[382]1,9805.2
日産ティアナ127[173]1,4708.5
フーガ3.7L245[333]1,7705.3
ハイブリッド268[364]1,8505.1
スカイライン2.0Lターボ155[211]1,6507.8
ハイブリッド268[364]1,7704.9
マツダアクセラガソリン1.5L82[111]1,26011.4
ガソリン2.0L114[155]1,3108.5
ディーゼル2.2L129[175]1,4308.2
アテンザガソリン2.5L138[188]1,4707.8
ディーゼル2.2L129[175]1,5308.7
スバルレガシイ129[175]1,5308.7
レクサス LS 600h327[445]2,2505.1
460288[392]1,9705.0
 GS 450h256[348]1,8205.2
350234[318]1,6505.2

セダンとなれば各車のフラグシップモデルが用意されることもあり、動力性能が高い車が多くなるが、ほぼ全ての車のパワーウェイトレシオが1桁である。

それらの中でも、最も加速力に優れると言えるのが、スカイラインハイブリッドとマークXだが、その数値ともに4.9と非常に低い。

また、レクサスに関してはいずれの車種も安定して低い数値を出しており、さすがと言える結果だ。

ちなみに、私の所有するSAIの数字は8.4で、今回取り上げたモデルの中では動力性能が低いと言うことになる。

とは言え、最高速度が100km/hである日本の道路事情を考えれば、そこまでこの数値にこだわる必要もないかもしれない。

また、実際の加速フィーリングや上乗り味の上質さが動力性能の大きさによってのみ実現されるわけではないことも事実だ。

数値上は最も動力性能に劣るとされるアクセラ1.5Lの加速の印象が抜群に良いことが、何よりもそれを物語っていると思う。

終わりに

今回は、各車のパワーウェイトレシオの数字を見てきたが、加速力を知る上では非常に役に立つ概念だと思う。

しかしながら、この数値と実際の走りのよさは必ずしも一致するものではないので、あくまでも1つの指標として考えることが望ましいだろう。

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